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まりことリンリン~♪

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2013.03.25
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宝塚復活してから、子供の好みもあって宝塚観劇が続いていました。
昨日は久しぶりに宝塚以外の舞台です。

市村正親さん主演、『屋根の上のヴァイオリン弾き
実は、年度末の忙しさもあって、かなり疲れ気味な私。
チケットを取ったものの、出掛ける前は
「あー、明るい話じゃないし、疲れた時に観なくてもよかったかも」なんて言っていました。

ところが・・・

開演アナウンスの市村さん。
もうここから市村ワールドが始まっていました

リアル市村さん自体が、かなり久しぶりだったのですが、
改めて、彼の芸達者ぶりに舌を巻く思いでした。
当時の男女のあり方、結婚感から、抜け出そうとする娘達に対し、
信仰と家族への愛の狭間で、悩む父親。
暗くなりがちなシーンでも、市村さんの表情、しぐさ、台詞の一つ一つが笑いを誘って、
ただ暗いだけでなく、逆に哀愁を誘うことしばしば。
これは演出なのか、それとも役者の技なのか、
いずれにしても、過去に観たこの演目と比べて、一番印象に残るテヴィエでした。

ツァイテル役の水夏希さん。
男役は映像でしか知らないのですが、男役をしている時より、ずっと良い感じでした。
男役の時は音域せいなのか、ちょっと無理をしているような印象でしたが、今回はとても自然でした。
しかも、スラリとしたスタイル、ウエストに至っては長身も手伝ってか、他の女性達と比べても一番の細さに見えました。
でも、なぜか一緒に観た長女の印象は異なっていまして、
「歌の時はちょっと男役っぽくなってた所があったね」だそうです。
うーん、私は気が付かなかったです。  

ホーデルの大塚千弘さん。
これまで東宝ミュージカルで何度もヒロインを演じているだけあって、
シベリアで投獄された婚約者パーチックの為に、一人で彼の元へ旅立つ、
勝気で可愛い女性を好演していました。
ただ、テヴィエに婚約の祝福を願うシーンの
「パパ、聞いて!お願いよ」 (だったと思う・・・)
という台詞を聞いた時には、サラ(『ダンス オブ ヴァンパイア』)かと思いました。 

チャヴァ役の吉川友さん。
長澤まさみさん似の可愛らしいルックス。
前半の本好きな少女の役にはぴったりでしたが、信仰、民族の壁を越え、
家族を捨てても愛する人と一緒になる女性を役を演じるには、少し子供っぽすぎる、と感じました。

仕立て屋モーテル役の照井裕隆さん。
今回、怪我をされた本役さんの代役ということでしたが、
新郎の衣装を着ていても、ちょっと肩が前に出た立ち姿からはいかにも気の弱そうな感じ滲み出していました。

おせっかいな仲人イエンテ役は荒井洸子さん。
荒井さんは、以前観た森繁版ではフルマセーラ役を演じていましたっけ。

そしてゴールディは鳳蘭さん。
テヴィエを怒鳴りつける迫力、子供達に対する包容力。
チャヴァがロシア人教会で結婚式を挙げた、と言って半狂乱になって泣き崩れるシーンは圧巻でした。

前述のとおり、市村さんの芸達者ぶりに、ホロリとなるシーンでも思わずクスリッとなったり、
思わずプッと吹き出したり、会場を取り込んだ公演でした。
なので、ボロボロ泣くようなことはなかったのですが、
サンライズ・サンセット』の場面では、思わず涙が込み上げてきてハンカチが必要となりました。
子供への深い愛情が籠っているけれど、結婚式で歌うには物悲しいメロディー。
この後に起こる、アクシデント(と言ってよいのか)を予兆させているかのようで、
本当に深みのある名曲だなーと、改めて思いました。

チケットの売れ行き具合は、あまり芳しくないようですが、さすがに日曜日、
ざっと見た感じでは一階から三階まで、席はほとんど埋まっているようでした。
観に行くのをどうしようかしら、と思ってらっしゃる方がいらしたら、
東京公演は千秋楽まであと数日ですが、是非、ご覧になってください。

我が家ではチケットを取る際、夫に「あなたはどうする?」と聞いたのですが、
「子どもの頃に森繁版を観たけれど、ただ暗いだけだった記憶があるんだよね。だからいいや」
と言って、夫は行かなかったのですが、帰宅後の私と娘の感想を聞いて、
「あー、しまった。行けば良かったよ。小学生の時と今じゃあ、そりゃあ印象が違うよなぁ」
と悔やんでいるところです。






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最終更新日  2013.03.25 21:31:29
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