|
カテゴリ:読書
【送料無料】銀二貫 [ 高田郁 ] ≪内容紹介より≫ 大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。 大阪商人の、心意気、心構え、義理・人情深さ、信仰心を中心に 松吉と真帆の恋愛模様が描かれています。 話しの要所で、銀二貫が大きな役割を担い、人々の人生を左右していきます。 (結果としては、それは全て良い方向に!) それにしても、江戸時代には本当に大火が多かったのだなあと思いました。 当時は、火消しを言っても、消火メインではなく 飛び火による被害を最小限に抑えるための、家屋の打ちこわし。 そう簡単に消火するものではなかったのでしょう。 真帆が家族を失い、自分も負傷した火事を語る場面は、 空襲のシーンを思い起こさせるような描写でした。 社会の教科書で、「○○の大飢饉」「○○の大恐慌」なんていうのが、 いくつも出てきた記憶はあるけれど(記憶だけできちんと覚えてないけど)、 飢饉による大恐慌を加速する要因に、火事による市場の不安定もあったこともよくわかりました。 普段、時代小説はほとんど読まないのですが、 NHKで4月から放送されるドラマの原作だということで読んでみました。 実は・・・このドラマに音月桂ちゃんが出演するらしいのですが、 ドラマ公式サイトでも、LDHからもその情報はないんですよね。 同日に始まるTBS・WOWOW共同ドラマ『MOZU』は とっくに情報解禁になっているのに。 役柄は、主人公 鶴之輔(松吉)の亡き母という 具体的な情報まで流れているのだけれど… この役は、原作では回想シーンで1、2回登場する程度だから? それはさておき、読みやすい文章なので、 今から読んでも、4月10日(木)ドラマ放送開始日に間に合うのでは お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.04.07 21:35:50
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|