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カテゴリ:宝塚・観劇・鑑賞etc.
ミュージカル『レディ・べス』、JCB貸切公演を観てきました。
もっと早く観に行きたかったのですが、観たいキャスト組み合わせと予定がなかなか合わず、 唯一、希望キャストで予定が合った土日が今日だけでした。 今日のキャストは 脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ 演出・訳詞・修辞:小池修一郎 エリザベス1世が誕生するまでの、姉妹の確執、葛藤、試練、恋etc.を描いた話です (簡略化しすぎですみません(^^;) 舞台装置が素敵でした。 常に斜めになった円型の舞台が中心に置かれ、常時その上で役者さんが演じる。 その円形舞台は、神秘的に、時に冷たく残酷に様相を変え、舞台を支えていました。 でも、ずっと斜めなので、役者さん達は坂道で演じているようなものでしょ、 ヒールが高い衣装の方(殆どの方がそうだと思う)は、足首が相当疲れると思われます。 音楽は、思わず歌いだしたくなるような、耳に残るメロディー・・・ではなかった。 もう少しわかりやすいナンバーがあっても良かったのに。 <キャスト感想> レディ・べス:花總まり 華奢で品格があるところは、王女にぴったり。 本当に美しい、濃いピンクのドレスがあんなに良く似合うなんて、お人形のようでした。 自分の信念を曲げるつもりはない、という台詞がしっくりくる気品。 そんなべスがお忍びで酒場に出向く際の、男らしさの稽古をする場面、 「おうっ」「よろしくなっ」似合わない~っところが良い 何をやっても可愛い方です Wキャストの平野さんだったら似合っちゃいそう(笑) ロビン役の山崎郁三郎さんとは、一回り以上も年齢が上のはずですが、 とてもそんなふうには見えません、とってもお似合いなお二人でした。 歌唱はファルセットを封印(?)していて、ピーンと張った歌声だった為か、 やや一本調子な感じがするのが残念でした。 ロビン・ブレイク:山崎育三郎 甘いマスクが吟遊詩人という役によく合っていると思います。 私の思い描く吟遊詩人は、やや女性的なので、甘いタイプの彼で観て良かったです。 金髪なのもポイント高かった!吟遊詩人はこうでなくっちゃ。 メアリー・チューダー:吉沢梨絵 『ルドルフ』の妻ステファニーといい、私が観るときは硬質な役の吉沢さん。 そのせいか、いつも同じようなイメージになっている気がしてしまいます(ごめんなさい)。 その分、貫禄は出てきました。 フェリペ:平方元基 チャーミングで知己に富んだ、とても魅力的なスペイン王子でした。 スペインにいる時は、奔放に遊びほうけているように描かれていましたが、 きちんと帝王学を学んだ者の見方ができる立派な王子(王様)。 背が高いので見栄えも良いし、これから益々活躍してほしい役者さんの一人です。 アン・ブーリン:和音美桜 反逆罪(実は無実)で打ち首になった、べスの母親。 処刑されたのちも、ずっとべスを見守り続けている役。 実は今回、一番素晴らしかったのが、和音さんです。 和音さんの魅力はその歌唱力。 霊になっているのに、彼女が歌い始めると圧倒的な存在感。 最初は控えめに、登場するシーンが重なる毎に情感溢れていく。 それなのに、霊になっているからか、表情はほとんど変わらないところもすごい。 ロジャー・アスカム:山口祐一郎 最初のシーンが、アスカムからとは、驚きました。でも嬉しい。 あの甘い甘い声、とろーんとなってしまいそうです。 本当に心地よい。 若干、高音が厳しそう?と思ったところがありましたが、そんなの関係ない! というのが、ただの骨抜きファン心理でございます HPやパンフレットのキャストプロフィールのページでは黒い長髪で髭無し、 若作りな感じですが、実際の舞台で短めの金髪で髭が有り、 いかにも泰然とした先生という感じでした。 べスの先生役ということで、ゆったりとした動きばかりだったのですが、 そういう役には若作りよりもこちらの方が合うな~と思いました。 CDが出るそうです やった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.19 00:15:09
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