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2014.09.21
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カテゴリ:読書

【楽天ブックスならいつでも送料無料】マスカレード・ホテル [ 東野圭吾 ]


≪内容紹介より≫
都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。


「東野圭吾って読みます?」と知人から聞かれ、
この手のタイプなら読む、こういうのは駄目。と答えると、
「マスカレード・ホテルは読みました?大丈夫なタイプですよ。
 新刊も買ったので、良かったら読みませんか?」
じゃあ、お借りします、と読んでみました『マスカレード・ホテル』

既に起こった3件の殺人事件、現場に残された紙には次の殺人予告。
それを受けて、警察はホテルへの潜入捜査を開始した。

事件の鍵を握る遺留品や捜査会議、刑事たちの推理。
推理小説としての要素は勿論たくさんあるのですが、
個人的には、この作品はホテルマンとしてのポリシー、
ホテルに訪れるさまざまな背景をもつ曲者、強者な客の存在を知った、楽しい作品でした。
本当にこんなお客さんがいるのかーーー!
と思いつつ、業界は違えど、私自身も
とんでもないクレームをつけてくる人達を相手にすることがあります。
そう考えると、ホテルを訪れる迷惑客は、決して珍しくないのだろうと思います。
一昔(?)前、TVドラマで石ノ森 章太郎原作『ホテル』をシリーズ化して放送していました。
読んでいて、あのドラマを思い出しました。

肝心の事件の方は、今回はなかなか犯人の予想が立ちませんでした。
一時は、主人公:新田の相棒(今回の本当の相棒は山岸尚美だけど)の能勢が犯人?
なんて思ったりもしました。
愚鈍に見えて実は切れ者、なんていかにもすぎですけどねー
それにしても、緯度、経度、日付を組み合わせたメッセージなんて、
地理にも理科系にもめちゃ弱い私には、とってもじゃないけれど思いつかない。
創作力、想像力は勿論のこと、知識が豊富でなければこういう作品は書けませんね。
さすがです。





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最終更新日  2014.09.21 08:49:36
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