【楽天ブックスならいつでも送料無料】べにはこべ [ エンムーシュカ・バーストウ・オルツィ ]
≪内容紹介より≫
一七九二年九月、フランス革命下のパリ・血に飢えた民衆によって、日夜ギロチン送りとなる貴族たちを救うべく、彼方イギリスから謎の秘密結社“べにはこべ”がやって来た。騒動の中、絶世の美女マーガリートは、夫パーシイ卿の正体を怪しむようになり…。冒険とミステリーと愛憎劇が織りなす、古典ロマンの傑作。若き日にこの作品に心酔した村岡花子の名訳で贈る。
小学生あるいは中学生の時だったか、子供向けのシリーズで読んだ「紅はこべ」
当時の絵は、帽子を被ったクルクルのロングヘアーでくるりん髭の
正直、かっこよくない男の人(パーシイ?)でした。
ふと見かけた表紙の絵が、あまりに当時のイメージと異なり可愛かったことと、
今年話題になった村岡花子訳だったことから、あらためて読んでみることにしました。
あ、調べてみたところ、ちなみに私が子供の時に読んだのは、
ポプラ社の世界名作童話全集でした。
かつて読んだ時の詳細な記憶はほとんどなく(大抵の場合、一回読んだだけの本の内容はあまり覚えていない)、
表紙の絵が好きではなく(だから表紙だけは記憶に鮮明)、読むのを躊躇していたら、
先生に「面白いから読んでごらんなさい」と薦められ、
読んでみたら、パーシイが颯爽としていて意外に面白かった、というくらい。
ですから、割と新鮮に読むことができました。
この作品は、宝塚歌劇やブロードウェイミュージカルとして舞台化されていますが、
あらためて読んでみると、原作とは設定が結構違うのですね。
原作では、アルマンはマーガリートの兄ですが、宝塚では弟。
マーガリートとショウヴランは面識があっただけのところが、元恋人に。
何より一番の違いは(これはキャストの問題があるとは思いますが)、
主人公パーシイは他の人と見間違うことがないくらい背が高いこと。
宝塚版では、どちらかというと小柄なトップさんが演じていましたっけ。
まあ、これには歌が得意なトップさんではないと務まらないという、大前提があったのでしょう。
原作のパーシイのイメージから行くと、今の宝塚トップさんでは、
次期トップですが朝夏まなとあたりが一番イメージとしてはあうかなあ。
背が高いし、飄々としたおとぼけ感を出せるかも。
なんて所に注目しながら読んでいたので、今度はしっかり記憶に残ったと思います。
ちなみに・・・
私が子供の頃に読んで、記憶にしっかり残っている表紙はこれ
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