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カテゴリ:読書
【楽天ブックスならいつでも送料無料】水の柩 [ 道尾秀介 ] ≪内容紹介より≫ 平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。 ある温泉町の旅館に長男として生まれた逸夫。 平凡な毎日は「普通」という薄皮がかかったように感じている。 数年前、その町に引っ越してきた同級生の敦子は、女の子グループからのいじめにあっていて、 6年生の時にタイムカプセルに入れた手紙には、そのことを書いていた。 20年後、カプセルを明けた時には自分は既にこの世を去り、苛めた人たちを告発した形となるように。 しかし2年後、敦子はその手紙を別な手紙とすり替えようと、逸夫に協力を頼む。 ちょうどその頃、逸夫の祖母の秘密が露呈し、祖母の様子がおかしくなっていく。 バスの中で逸夫が9ヶ月前を振り返る形で話が始まります。 それがどういうシチュエーションで振り返っているのかが、いまいちわかり難い。 また、その振り返り方というか、著者の書き方の巧みさ(なのでしょう)で、 現在の敦子がどうなっているのか、私はすっかりだまされました。 最終章でのバスシーンになるまで、それに気が付かなかった私が鈍いのか・・・? 結論から言えば、最悪の事態ではなく、皆何かを乗り越えた。 ということで、後味は悪くなかったです。 が、やっぱり苛めシーンは嫌だなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.11.18 05:25:56
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