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カテゴリ:読書
思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車-【電子書籍】 ≪内容紹介より≫ 寂れた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思いー家族や恋人、大切な人との悲しい過去を修復できるとしたら?切なく温かく、心を癒す連作短編集、シリーズ第2弾。文庫書き下ろし。 前作で恋人同士になった明里と秀司。 人に甘える事に慣れない明里が少しずつ秀司に気持ちを素直に表していくようになります。 ちょっともどかしいけれど、微笑ましいです。 不思議な存在感の太一、少しずつ彼の背景が明らかになりそうな感じになってきました。 次作くらいで、何か動きがあるかな~と期待。 「きみのために鐘は鳴る」は、過去と現在の間に存在する不思議な領域とでもいうのか、 ちょっと恒川光太郎の作品によくあるような感じがします。 でも、もっとずっとライトな感じですけれど。 「未来を開く鍵」では、とても立派なホールクロック(柱時計)が出てきます。 振り子が付いていて、ゼンマイで巻いて動くものです。 子供の頃、といっても中学生くらいまででしょうか、家にも柱時計があり動いていました。 大きさはせいぜい40~50cmくらいだったと思いますが。 両親の結婚祝いか何かだったのか、裏に金色の文字で何か書いてあったっけ。 毎朝、振り子の両脇にある穴に巻き鍵(と言うのね、この本で知りました)を差し込んで、母がクルクル回してました。 私が大きくなるにつれ、毎日巻いていても段々遅れてくるようになり、 そのうち巻くことはなくなり壁に掛かっているだけになってたけれど。 実家を新築する時にきっと処分したのでしょう。 今はもうありません。 あー、懐かしいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.01.03 20:11:40
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