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カテゴリ:読書
【楽天ブックスならいつでも送料無料】災厄の町〔新訳版〕 [ エラリイ・クイーン ] ≪内容紹介より≫ 結婚式直前に失踪したジムが、突如ライツヴィルの町に房ってきた。三年の間じっと彼の帰りを待っていた婚約者のノーラと無事に式を挙げ、ようやく幸福な日々が始まったかに見えた。ところがある日、ノーラは夫の持ち物から奇妙な手紙を見つける。そこには妻の死を知らせる文面が…旧家に起きた奇怪な毒殺事件の真相に、名探偵エラリイが見出した苦い結末とは?本格ミステリの巨匠が新境地に挑んだ代表作を最新訳で贈る。 エラリイ・クイーン・・・ミステリー界では有名な方なのですね。 作品名を見ると『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』って、 文庫本の後にある〇〇文庫の本とかで、良く見かける。 夏樹静子『Wの悲劇』が映画化された時、てっきり”XYZの悲劇”も彼女の著書だと思って、 あれ、外人さんの作品なんだーと思った記憶が・・・(^^; 『災厄の町』は、日本では『配達されない三通の手紙』として映画化されたものなのですね。 小学生くらいだったので見ていませんが、そのタイトルは良く覚えてる。 そうそう、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』とタイトルが妙に似てると思った記憶がありますよ。 横道にそれました。 海外文学は、訳のせいもあるのかどちらかと言うと読み難いという印象です。 なので、これまでこの著者の作品は全く読んでいませんでした。 今回読んだきっかけは、図書館の新刊検索で「新訳版」がヒットしたことでした。 内容もちょっと面白そうだし、と思って読み始めると、止まらない止まらない。 登場人物が多いのがちょっと難でしたが、皆個性的で魅力的。 伏線と思われる所が、幾つもあり、きっとこれが後で関係するのよ! と、私自身がちょっと探偵気取りになっていました。 翻訳されたのは随分前のことなので、今更ネタバレもありませんが、詳細は伏せますね。 でもここだけは言わせて!(笑) エラリイが最後に関係者二人だけに明かした真実、 三通の手紙が誰に宛てた者だったのか、何時書かれたものだったのかという所、 私もそこが突っ込みどころでしょう!って思ってましたよ。 だから、半分はああ、やっぱりね~という感じでしたが、それでも面白かったんです。 解説を読むと、今回の翻訳(越前敏弥)がとても上手に訳しているようです。 この作品の他にも、新訳版がいくつか出ているので、そちらも是非読んでみようと思います。 ところで・・・ 作者のエラリイ・クイーンは、二人の人物の共同著作の際に使うペンネームなのだとか。 そのお二人の写真が載っていたのですが、お一人が何となーく、名探偵ポワロの様に見えて。 そのせいか、作品の中のエラリイを最初うちはポワロみたいなおじさんをイメージしてたんです。 ところが、途中で(早い段階でですよ~) こんなおじさんに若い男性が嫉妬するわけがないよねーとなり、調べてみました。 おーっ!この小説家エラリイはなんと1905年生まれ。 身長は6フィート(約183センチメートル)とな。 この作品の舞台は1940年なので、35歳の好男性となりますね。 ポワロ氏とは似ても似つかないわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.02.15 20:48:42
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