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2016.10.20
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カテゴリ:読書

その女アレックス [ ピエール・ルメートル ]

≪内容紹介より≫
おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。


読書好きの方のブログで紹介もされていて、タイトルは知っていました。
国内ミステリー海外部門で6冠だったとか。
でもその時は読もうと思わなかかったのですよね。
だって、なんかもの凄く怖い、気持ち悪くなるetc.とか書いてあったから。

じゃ、なんで読んだの?
図書館でちょっと時間つぶしをしていたら、目についたのです。
どっかで聞いたタイトルだよなー、と手に取ったらこの表紙!
ああっ、あれねひらめき
どうしようかなぁと思ったのですが、手にとったら気になっちゃって。
しかも今だからこうやって書架に並んでいるけれど、
少し前だったら、きっと予約がいっぱいでずっと待たされるところだったはず。
と考えたら、そのまま書架に戻すのが惜しくなってしまいました。

さて、感想はというと、思ったほど気持ち悪くなかったし怖くなかった。
確かにグロいのですが、なんというか描写がそれほどおどろおどろしくない。
普通じゃ思いつかない、かなり残酷な殺人方法なのですが、淡々と書いてある感じ。
アレックスとヴェルーヴェン警部が交互に語り、最後まで・・・(もにょもにょ)ナイショ!
ラスト120頁くらいの第3部が、私にはあまりに予想外でした。
こんなことが・・・というアレックスの過去。
一応予想されることではあったけれど、一部あまりに仰天する内容で。
これも普通なら私が一番読むのを拒否する内容なのですが、
具体的描写がないのでさらっと読めました。
そして警察側の持って行きよう!
いやいや、こういう風に持っていくとは!

この作品はヴェルーヴェン警部が登場する3部作の第2作。
日本ではこちらが先に出版されちゃったのですね。
第1作の「悲しみのイレーヌ」も読もうと図書館検索したら、こちらは結構な”待ち”でした。
でもかなりな冊数が用意されているので、多分数か月で来るんじゃないかなーと思います。



悲しみのイレーヌ [ ピエール・ルメートル ]


傷だらけのカミーユ [ ピエール・ルメートル ]





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最終更新日  2016.10.20 07:26:25
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