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2016.11.19
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カテゴリ:読書

野に咲く白薔薇【電子書籍】[ トーリ・フィリップス ]

≪内容紹介より≫
伯爵家の若君に舞い込んだ縁談の相手は、なんと身分の違う町娘?!15世紀末イングランド、キャヴェンディッシュ家当主の若かりし日の物語。★国王がアリシアの実父の名を知ったら、彼女を生かしてはおかないだろう。養父は幼い彼女の身を案じ、危険から遠ざけるためにキャヴェンディッシュ家の三男トーマスとの縁組を取り決めた。十年の歳月が流れ、輿入れの日がやってくる。十七歳のアリシアは妻となる覚悟に満ちていた。トーマスには婚約の折に会ったきりだが、心惹かれていたし、彼の心を勝ち得ることができなければ生きる道がないからだ。だが現実は困難の連続で、アリシアの心はずたずたに……。


「キャヴェンディッシュ」という家名、どこかで聞いたなと思ったら、
大分前に読んだ「沈黙の騎士」がャヴェンディッシュ家シリーズ1作目でした。
これは3作目にあたりますが、私2作目を読んでおりません。
適当に粗筋見て買っているので(^^;
まあ、世代が変わっているので特に問題ないし。

1作目の感想を読み返すと、後半になってぐっと面白くなったと書いていました。
今回の話は、ずっと平坦、並み程度に面白いという感じでした。
可もなく不可もなく。
内容紹介にあるほど、ヒロインの心がズタズタってほどにはなっていないと思うんだけど。
私は女心がわからないのかしら雫

キャラクター設定はちょっと変わっているかも。
ヒーロー、ヒロインは強烈なクセがあるタイプではなく、ヒストリカルにしては割と普通。
ヒロインのアリシアは、本当の出自を隠している為、必要以上に目立たない方がベターだからか、
ヒストリカルのヒロインには珍しくあまり自己主張をしないタイプ。
妙に意地を張ることもないし。
ヒーローのトーマスも、24才になっても女性を知らないとはこれまた珍しい。
ほら、ヒーローって大抵女性経験が豊富じゃないですか。
こういう話でお互いが初めてでラブラブって新鮮です。

脇役が徹底的に悪いというのは、1作目と同じ。
今回の悪役は女性、トーマスの義姉イザベルで、未亡人。
夫に先立たれ、子どもが無く、お金と権力が大好き。
実家に帰されてはたまらない!
トーマスをターゲットにするつもりが、アリシアの登場で計画が狂い追い出される羽目に。
追い出される直前にアリシアの重大な秘密をつかんだことから、二人への復讐をたくらむ。
気の毒な最後だけれど、実家に戻って再婚したとしても子どもは・・・なので、
結果として結末は彼女の為にも良かったと思います。






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最終更新日  2016.11.19 18:24:28
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