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テーマ:介護・看護・喪失(5314)
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父が特養に入って10日ほど経ちました。
自宅ベッドから崩れ落ち、立ち上がることが全く出来なくなり、救急車で病院に運ばれ入院。 数か月間そのまま病院にいました。 みるみる内にやせ細り、見舞いに行くたびに老人特融の顔つきになっていきました。 その後、介護老人保健施設に移り2〜3カ月。 耳が全く聞こえないこともあり、人と交わることが出来ません。 そのせいもあり、つまらないのでしょうね。 いつ行ってもベッドに寝ていて動くこともできない様子でした。 施設の方は床ずれが出来ないよう、こまめに身体を動かしてくれ、 髭も綺麗にそってありとても良くしてくださっていました。 それでも、食は全く進まず、何か持って行ってあげたくても、その施設は持ち込みは一切駄目。 老衰が一気に進んでいくようでした。 今度入ることが出来た特養は数年前に出来たばかりのところで、建物も綺麗。 部屋はもちろん個室で、見晴らしがよく、 稜線がくっきりと見えて富士山も見えるかしら?(残念ながら見えません) というくらい気持ちが良い部屋です。 入所したその日にどのくらい動けるか身体の機能チェックをした際に、 歩くことはさすがに難しそうでしたが、車椅子から自らの腕の力だけで立ち上がりました。 これには家族も入所先の方もビックリ。 丁度おやつの時間でゼリーが出ました。 こういう物もずっと一口二口で、もういらないということが多かったのですが、 少しずつ口元に持って行くと、全部食べてくれました。 父も新しい場所で気持ちに変化があったのでしょうか。 嬉しい出来事でした。 今日、休みが取れたので会いに行ってきました。 入浴をさせてもらって、さっぱりしていました。 前の施設では飲み物もあまり進まなかず、点滴に頼っていましたが、 職員の方が出してくれた飲み物に、自ら手を伸ばしました。 その後に出たおやつも、小鉢とスプーンを自分から持って完食。 この施設は飲食物の持ち込みがOKなので、プリンを持って行ったのですが おやつの前に「食べる?」と聞いたら、「いらないなあ」と言ったのですよ。 それが施設のおやつはペロリなのです。 きっといつも美味しいおやつが出ているのでしょうね。 何気に楽しみにしているのかも。 ずっと起きているのは疲れるかなと思い、職員の方に 「いつもは寝ていることが多いですか?」と尋ねると 「そうですね。 でも、ここで(共用スペース)新聞を見たり、テレビを見たりもされてますよ」と。 一緒に行った母がビックリ。 「ええっ、ずっと何もせずにベッドに寝ているだけだったのですよ」 そうこう言っているうちに、父が新聞を広げました。 どうやら読んでいるという感じではありませんが、見出しと写真を見ているようです。 年相応の頭の衰えはありますが、痴呆が際立って進んでいるわけでもありません。 私のことも、孫の顔もわかります。 今日は我が家から見える花火を撮った動画を見せたところ 「これはどこの花火だ?」と興味を持ってくれました。 耳が聞こえないのに、しきりに話しかけてくださるお仲間もいらして そんなことも良い刺激になっているのかも?・・・しれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.07.24 21:42:20
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