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まりことリンリン~♪

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2024.09.13
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カテゴリ:読書

【中古】 夜の光 / 坂木 司 / 新潮社 [文庫]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】


<内容紹介より>
約束は交わさない。別れは引きずらない。大事なのは、自分に課せられた任務を遂行すること。正体を隠しながら送る生活の中、出会う特別な仲間たち。天文部での活動を隠れ蓑に、今日も彼らは夜を駆ける。ゆるい部活、ぬるい顧問、クールな関係。ただ、手に持ったコーヒーだけが熱く、濃い。未来というミッションを胸に、戦場で戦うスパイたちの活躍を描く。オフビートな青春小説。


内容紹介を読んだときには、闇夜の中を暗躍する高校生スパイ?
戦場とは?どの時代の高校生なのかしら?
などと思ったのですが、ごく普通の現代高校生たちでした。
2008年に刊行されたので平成後半の高校生か。

彼らの戦場は身近にあって、戦場では本来の自分を見せない。
何故なら彼らにとってそこは居心地の悪い辛い場所=戦場。
仮面を被って生きている。
近い将来、戦場を後にするためには準備が必要、
必須の部活に時間を取られたり面倒な人間関係は避けたい。
そのためには学内一ゆる~い活動をしている天文部に入るのが一番。
そんな4人の高校生のお話。

なんだかんだお互いを認め合い、
高校生活3年間で決して互いを縛るものではないが確かな絆が生まれる。
彼らの戦場を考えると、あー思い当たる(私は彼らからみたら敵)というところが多々。
我が家の娘たちも戦場で戦っていた、いや、今も戦っていそうだな。

スパイ活動に関しては、闇夜を暗躍というほどのものではありません。
想像していたものからしたら可愛らしい謎解きでしたが、
全体としてとても楽しく読みました。

「和菓子のアン」の著者ですが、そう言えばあれも人情味があるミステリーだったな。
当時読んだ感想はこちら。






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最終更新日  2024.09.13 15:45:08
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