星組『こうもり/THE ENTERTAINER!』観劇
宝塚星組『こうもり/THE ENTERTAINER!』を観てきました。先日退団を発表された、星組トップコンビ 北翔海莉、妃海風。群を抜くエンターテイナーのみっちゃんと、それに遅れじとしっかりついていく風ちゃん。残念ながら、この公演はこの1回しか観ることができません退団公演は当然チケット難でしょうから、しっかりと二人の姿を目に焼き付けなくては『こうもり』はヨハン・シュトラウス二世のオペレッタ『こうもり』がベース。親友のアイゼンシュタイン侯爵に恥をかかされたファルケ博士が、「愉快な」復讐を企てるというお話。ファルケ自身がロシア皇太子に喜劇をお見せするというだけあって、ドタバタたっぷりに仕上がっていました。ファルケ博士:北翔海莉みっちゃんはオペラの歌唱法も勉強されていたそうで、さすが圧倒的な声量と歌唱力好みは人それぞれですが、みっちゃんが真の実力派だということは誰もが認めるところでしょう。他の方には申し訳ないけれど、格が違うただ、今回の鬘がどうもイマイチだなーと。みっちゃんのロングヘアは結構好きなのですが、今回は・・・それ以外は本当にとってもとっても素敵でした。アデーレ:妃海風風ちゃんは今日も綺麗な声。全部は無理でも少しでもオペラ風の歌い方になるよう、一生懸命努力したのでしょう。納得できる素晴らしい出来でした。持ち前のキュートさもたっぷり出ていました。アイゼンシュタイン侯爵:紅ゆずる紅さんはコミカルな役が本当にお上手ですね。柚木さんの時代の星組に馴染みがないせいか、私が持つ紅さんの印象はコミカルな方。『スカーレット・ピンパーネル』の新公が、今の人気のきっかけになったと言われていますから、コミカルな役だけでなく(パーシーも仮の顔はコミカルだけど)二枚目も良いのでしょう。次回作はこれまた主役の親友役とのこと。どんな性格の人物なのでしょうか、楽しみですね。ラート教授:汝鳥伶専科の汝鳥さんは、いつもお芝居を引き締めてくださる方。勿論今回もそうなのですが、今回は歌があって(いつもあまり歌ってない印象)それがとても印象的でした。お歌もお上手なのですね~ もっと他の公演でも歌ってくれていいのにブリント弁護士:七海ひろき、アルフレード:礼真琴の二人は、ちょっと出番が少ないですねーもっと出てきていいと思うんですけどねー、特にカイちゃん(七海ひろき)。弁護士役、なかなか似合っていたと思うんですよ~『THE ENTERTAINER!』こちらも盛りだくさんで、たくさんのジェンヌさんに見せ場がありました。とってもいい気分で観ていたのですよ、最初のうちは・・・途中から、ちょっと舞台外に気が行ってしまって。というのも、センター側のお隣の方がとってもノリが良くってですねーノリが良いというより、良すぎまして割と厚みのある方で、ちょっと前のめりになりがちなうえ、手拍子も前の方に手をだし、更に身体も揺らすのですよ。視界にそれがガンガン入ってきまして、勘弁してください何度もチラチラ見てみたのですが、全くお気づきになりませんで・・・ああ、全く舞台に集中できませんでした。ガックリでもそれで我が身を振り返りました。私も結構ノリノリで手拍子している時あるなーって。あ、でも前のめりはないと思っていますが。楽しく観られるのはとても幸せなこと、良いことですが、その時々感じ方は人それぞれ。観劇の仕方も人それぞれですから、ある程度興奮も抑えなければなりませんね。そうそう、今日は夜の部が新人公演なのですね。「エンターテイナーへの道」の3時限目。紅さんとミッチェルの会話に新公のことがたくさん出てきていました。それから、ラテンでトップ二人が踊っていて、娘役さんが一人出てきて歌っているのですが、ずいぶん太いしっかりした声だなあ、誰だろうと思ってよくよく見たらなんと夏樹れいさんだったのですねどおりで太いお声なわけ、歌うま男役さんですものねえ。この方、あともう少し背が高ければ、今より大分立ち位置が上がっていたのではと思っています。はーっトータルすると、かなり残念な観劇でしたが、こんな時もありますよねーーーうんうん。あーっ みっちゃんのお茶会を楽しみにするしかないですわ。あとは『桜華に舞え』のチケット確保に走ります公演デザート「こうもり博士の爽快なフルーツシューケーキ」ミルクプリンの上にレモンケーキ、シュー、生クリームetc.が乗っています。甘いの大好きなのですが、レモンケーキが甘すぎと感じました。甘夏みかんが一番美味しかった・・・