納涼大歌舞伎千穐楽、「らくだ」が最高!でしたo(*^▽^*)o~♪
最初に三部、「愛陀姫」を観てしまった納涼歌舞伎。おかげさまで3階席をゆずっていただき、一部と二部も観られました♪一部、文句なく楽しかったのは「らくだ」もう、これこそ納涼歌舞伎の面目躍如。三津五郎さんと勘三郎さんのコンビなら何を演っても面白くしてくれそうですもん。「らくだ」とあだ名される仲間が急死したので三津五郎さん扮する遊び人が弔う為に大家さんからお金を搾り取ろうと算段。加担させられ、戸惑う屑拾いが勘三郎さん。お金を渋れば、遺体を背負って「かんかんのう」を踊らせると脅せと三津五郎さんに命じられ、言われるがままに大家に伝えるとやれるものならやってみろという旨の応え。そこで本当に踊って見せたからタイヘンタイヘン。慌てふためく大家さん夫婦。市蔵さんと彌十郎さんが怖がる様子が真に迫ってコミカルで納涼大サービス♪セットの家からホントに転げ落ちてました。おぶわれた死体役の亀蔵さんのらくだが絶品!勘三郎さんに手取り、足取り踊らされてるはずが一瞬、自分の意思で(?)でムクッと動いたりするから客席もおなかを抱えて大笑いヾ(@^▽^@)ノこの頃流行った「かんかんのう」詳しい説明は歌舞伎座のホームページにもありますが、要するに「フレンチカンカン」同様、踊りのことです。ちょこっとですけど、小山三さんを拝見できて、それもウレシ。小山三さんがお出ましになると大向こうさんも一段と張りきるみたい。それにしても落語でも有名な「らくだ」これを言葉だけで伝え、面白みを表現するわけですから(しかも、たった一人で!)落語家さんはスゴイな~。フ~タメイキです。聴いてみたい。「三人連獅子」は橋之助さん父子と母獅子役で扇雀さん。小さいとばかり思っていた橋之助さんの実子の国生ちゃんが大きく!なっていてビックリでした。そのためか、キレがなくて、評判も芳しくなかったようですけど。谷に落とされる前よりも、後のほうがちゃんと機敏になってました。ただその違いが顕著でなかったので・・・次の舞台まで、ガンバレ!ガンバレ!国生ちゃんって感じ。「女暫」は福助さんの巴御前、カッコよかった♪仕丁をバッタバッタとなぎ倒してました。パッと刀を振ると、まとめて首が落ちるのがスゴイ!実は役者さんは客席に背を向けて赤い襟をたてて、うつむき(客席からは首が落ちて、血しぶきがあがっているように見せ)同時にひとつひとつ紐でつなげた作りものの首を束ねて後見さんがポーンと飛ばしてました。(ように見えましたo(*^▽^*)o~♪)滅茶苦茶なんだけど、CGのない時代の演出家に拍手!(仕丁って、お雛様の下の方の段で沓台や箒を持ってますけど 衛士、つまり護衛のこと)いつも面白い役の高麗蔵さんが木曽義高。涼やかで美しくウットリ。幕が降り、めでたし、めでたしでチョンかと思ったら、おまけのように、引っ込み方を練習する福助さんと舞台番の勘三郎さんのやりとりがほほえましくて、一興でした。三階席からもちゃんと観えました!!そうそう。「女暫」の時に腰元なんでしょうか、女奴ですか?後ろに居並ぶ紫の着物の女形の向かって一番右の方は誰でしたか?姿勢、仕草が美しく、表情に憂いがあって目を引きました。サッチーホッコーさん、教えてくださいませ。