２３日から初日なのに、「とってもゴースト」のトライアウトのこと、
まだ書いてなかった。



遠くに住んでいる音楽座ファンの友だちに報告しようと
思っていたのに、遅いよね、今頃と思いつつ

わかったら、「とってもゴースト」の本番の楽しみが
もっと増えるようなエピソードなら、今からでもいいかしらん♪

１１月３日の「とってもゴースト」のトライアウトの報告

稽古場に着いて、受付で名前を言うと既に用意された名前シールを渡されます。

☆今回の受付は伊沢さん、辻本さん、上坂さん。☆

今回は「とってもゴースト」にちなんで「デザイン」「サンドリヨン」の
２つのチームに分かれ、「デザイン」チームは２階へ。

私達「サンドリヨン（シンデレラ）」チームは１階稽古場へ。

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既に稽古場全体に俳優がスタンばって
中央に演出家陣が並んで座っています。

今日のトライアウトは、その後ろにパイプ椅子を並べて観ます。

今回の「とってもゴースト」はファッション界が舞台になるので
２００９年のミスワールド日本代表でもあるモデルの
佐々木えるざさんが客演しています♪

トライアウト開始前はそれぞれ気になるところを自主練習。

北村麻貴さん、安島萌さん、松尾恵理さん、大西絢子さん、北村祥子さん。
モデル役予定の女優さん達はランウェイを歩く練習。

そんなみんなを、えるざさんが丁寧にアドバイスしている様子が
見られたよと友だちが教えてくれました。

（座った場所で見え方がちがうので、今回のレポは当日
トライアウトに参加した３人に協力してもらいました。持つべきものは・・♪）

ここでスゴイな～と思ったのは、
ランウェイは歩くもの、と思っていたのに
ギクシャク歩いていた女優さんの手の遣い方を、
えるざさんが、ほんのちょこっと指摘しただけで
とてもキレイなターンができるようになったこと。

私が座ったのは緑色に塗った一番端っこの席。
正面から観るに超したことはないのですが。
こんなに近くで観られるのだから、文句は言えません。

トライアウトの時は
劇場と違い、緞帳など幕がないので、
左右の端はふだんなら見えないはずの舞台袖、

俳優さんたちが待機している様子がわかるのですが
ちょうどその袖の真前。

緊張した面持ちで「あ～あ～」と小さな声で発声練習していたり、
小道具の入れ替えにスタンバッテル若手たち、等がよく見え、
（２階にいる）もう一方のチームの進行と合わせるため？
出番の合間をかいくぐって、たまさんや安ちゃんが行ったり、来たり。
また、ドアが開いた！と振り向けば菜々ちゃんがいたり。

トライアウトならでは、ですね(^O^)

正面の壁には「とってもゴースト」「生きること　挑戦すること」と
大きく、今回のテーマが。

以前は、書道の達人の野田久美ちゃんが書いていたな～と
懐かしく思い出したりして…

さてさて。本番開始！

ファッションショーのシーン。

本番までにキャストが変わることもあり、
そしてお楽しみがなくなるのは困るので
この日の配役はあえて書きませんが！

このシーンはさすが本職で、
えるざさんはスラッとカッコイイ。

１７４ｃｍの大須賀君が「僕と同じくらい」と言ってました。

実際にジュンコさんのショーに出演していて
たくさんの外国人モデルさんの中、日本人は彼女だけ、
というくらいコシノジュンコさんお気に入りのモデルさん。

そして、シーンが変わる。ネタバレになるので書けなくて残念。
想い出の場所です。

「ホーム」のあのカップルが（ＭＭのあのカップルとも言える）
幸せそうに乳母車を押しながら仲良く上手から下手へ。
さ、ダーレだ！（あら、メトロでも恋人同士だ！）

次のシーンは主人公のユキの会社のシーンで
音楽座ミュージカルの、大好きなみんながたくさん登場。

そして、ヒロインも登場。
大好きな女優さんではあるけれど、
華奢な彼女のユキは想像するの難しかった。

さすがに主役を何度も張ってきた女優さんだから
キリッと女社長で、歌も文句ナシ！

そして、歌とダンス、お芝居が快調に進んで行きます。

衣装も舞台メイクもなしなので
誰がどこで何をしているかが良くわかって
楽しい、楽しい。

社長が檄を飛ばし、出て行く後のシーンで
おお！という思い切った台詞をなんと、あの人がおっしゃる。
緊張が走る大事な台詞。本番が楽しみ。

演出家からダメだし。
立ち位置、表情など改善について、意見が飛び交う。

大好きな「失敗がなんだ」のダンスシーンもありました。

レストランでのシーン。ここのウェイトレスさん達の衣装も
みーんなコシノジュンコさん。

コミカルで可愛くて、そして元気が出る。
「美女と野獣」の「ビーアワゲスト」が好きなんですが
それと同じように、その仲間に入って一緒に踊りたくなるような
そして、パーっと気持ちが晴れて行くウレシイ場面なんです。

困ったちゃんが出てきて、いろいろとね、お店をかき回す。

仏頂面の五十嵐支配人、楽しそうな雰囲気につられ、ダンスに入りたそう。
でも、怒っているんだしね、入れないわね。
さ、それから支配人はどうなるか、本番でのお楽しみ。

たまさんの絶妙なアプローチから活発に意見も出て
参加者みんな稽古のタイヘンさ、楽しさにすっかり引き込まれ

もっと観たい！とお名残り惜しいけれど、２階のチームと交替で
２階のスタジオへ。

ここでは、ラジオ番組を持っていたお陰もあって、ＭＣも流暢で
笑いをちょこちょこ取りながら堂々とした進行ぶりの高野菜々ちゃん

プロデューサーさんによる「とってもゴースト」の裏話。

シャボン玉とんだ、の大成功の後、苦労して「とってもゴースト」
初演までこぎつけた間の、ドラマ以上にドラマティックな想い出の数々。

コシノジュンコさんが「ユキは私よ」というくらい
「とってもゴースト」を気にいってくださったこと

主役に抜擢された石富由美子さん。
音楽の八幡さんのところに連れて行ったら、どこまでもどこまでも
高い音が出る石富さんに、八幡さんは大喜び。
今まで作りたいと思っても、歌える人がいないと
あきらめていた音域の曲が作れるよ、と張り切って、
彼女しか歌えない歌を作ったそう。

そして、この初演、
平成元年度文化庁芸術祭賞を受賞という快挙。
苦労の甲斐がありましたね。

たくさん、たくさんお話ししていただいたのですが
参加者の特典でもあり、ここでは割愛。
音楽座の次回の作品の時に、ぜひぜひ、トライアウトに参加してください。
百聞は一見にしかず、です。

ここには、諸事情により、１０分の１くらいしか書けませんでした。
日記には全部書いてあるけどね。

さて、次は全員が稽古場に集まりました。

たまさんの進行のもと、１０人弱のチームに分かれました。
１チームに俳優さんが３人くらい混ざっています。
それぞれが、自分を担当してくれる俳優さんと一緒のチームと判明。

町田在住の方も、大阪や兵庫から来た方も和気あいあいと
話が弾んだのは、たまさんが座談会をする前にゲームをしましょうと
提案してくれたお陰。すっかり旧知のように距離が近くなりましたよね。

先程観た舞台の感想、それぞれの夢、稽古場までは迷わず来られたか等と
チームごとにいろんな話題で盛り上がり、楽しい時間が過ぎてゆきます。

隣で見る宮崎祥子ちゃんは色白で華奢でホントに可愛かったです。
祥子ちゃんのムーシュ（七つの人形の恋物語）をまた観たいです。

祥子ちゃんとひーちゃんと大須賀君のチーム。
参加者の中には、山形から来た方、沖縄料理のお店の方など。

安中パパと安ちゃんの親子共演での「ゲーム・いいね」に
ホンワカした気分になったあと、全員で定番の「ドリーム」を
歌いました。

二人の悠あんちゃん（安中さんと小林君）が
輪の中央に立ってくれて
私達が「夢どないしたら叶う」
とお佳代ちゃんになりきって言うと
悠あんちゃんが答えてくれ、曲が始まり…

ポケットに手を入れて、フワッと空にかざす例のポーズ。

真ん中で見本を示すたまさん、ちゃんと　前にポッケのあるパーカ。
用意周到！ヾ(＠^▽^＠)ﾉ

なんだ、かんだと言って
「ドリーム」を歌ってみんなシアワセ。

４時終了が５時に伸び、
楽しい楽しい「トライアウト」もおしまい。
アンケートを書いて、
「とってもゴースト」のチラシをもらってサヨウナラ。

稽古の迫真の様子と、ゲームや出迎え、お見送りの
楽しませようとする気持ち、思いやりのある態度に
ますます、音楽座ミュージカルが好きになりました。
カンパニーの皆さん、どうもありがとうございました。


トライアウト【公開舞台稽古】の時には楽しい場面中心。
２３日の本番で初めて披露される切ないシーンは
ル・テアトル銀座までお楽しみ～。

泣くだろうな。でも、素直に泣けるのも気持ちイイもの。

ＣＭタイム

トライアウトの後、
「サンドリヨン」の名札を貼ったままでいたら
メンバーや友だちから
「あら、付いたままですよ」と言われたけれど

「帰りの小田急線でゴーストの宣伝するのよ」と笑っていたの。

でも、さすがに毎日はできないので、
今は通勤中に毎日宣伝ヾ(＠^▽^＠)ﾉ

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チラシを本のカバーにしたの。
ラッシュ時にこれを見かけた人の記憶に
「とってもゴースト」が焼きついて
モーニングは「とってもトースト」を
食べたくなったりしてね。

早く観に行きた～い♪私の初日は２７日！！！