『神霊矢口渡』でお舟を芝のぶさん、
頓兵衛を橋吾さんを演じると知ってから
「頓兵衛地蔵」と「新田神社」は訪れたかった場所。
橋吾さんのblog
3年越し!
念願叶って、「頓兵衛地蔵」へ。
駅まで戻って、今度は商店街を抜け、
「新田神社」へ。
と思っていたら、
「新田神社」の前に「十寄神社」に行かないと
願いが叶わないという記述が目に入った。
今回はお願いのためじゃないけれど
気になって立ち止まる。
歌舞伎の『神霊矢口渡』の登場するのは
新田義興。
太平記でも有名な新田義貞の次男。
父や兄の死後も活躍していたが、
そのために多摩川で
命を狙われたというわけ。
(NHK大河の太平記で後醍醐天皇はニザ様、
南朝の忠臣である新田義貞はショーケンで
足利親子の緒形拳さん、真田さん。
矢口渡の頃を知りたいと、3年前に全編観て、
改めて感動。楠木正成の武田鉄矢も良かったな!
歌舞伎を観てない頃だったので気づいてなかった
柄本明さんが高師直で詳しく描かれていて興味深く、
仮名手本忠臣蔵で七之助さんが演じた足利直義は
尊氏の弟だと ここでようやく知った。
高嶋政伸さんは、この役が初大河だそうだけど
すでに達者ぶりを発揮してた。)
「十寄神社」とは?
義興と一緒に討ち死にした
十人の家来達(13人説、14人説あり)を
併せて祀った神社で、まずこちらに参拝して
主君に取りなしてもらうんだそうだ。
無念の死を遂げた主君に付き従った皆様を
素通りはできないから、もちろん足を運んだ。
十騎(じゅっき・じっき)明神・十時明神・十騎社などと称されたが、
何時からか十寄と書いて「とよせ」の呼称が用いられるようになったという。
村老らが墳墓を築き、社祠を興した神社。
多摩川七福神の毘沙門天として、親しまれている。
1988(昭和55)年10月に替されたキレイな社殿。
地元で大切にされているのがわかる。
なんだかねぇ、
家来の皆様が、笑って
近隣の方たちを見守ってくれてる
そんな気がしたよ。