国立劇場開場55周年記念
令和3年9月文楽公演
●第一部 (午前10時45分開演)●
寿式三番叟 (ことぶきしきさんばそう)
双蝶々曲輪日記 (ふたつちょうちょうくるわにっき)
難波裏喧嘩の段
八幡里引窓の段
五穀豊穣を寿ぐ三番叟は歌舞伎でもおなじみ
今回の三番叟は、それだけでなく
コロナに打ち勝ての
願いも込めてあるそう
今日は終演後に玉佳さんのトークショーがあるので
三番叟をなさる玉佳さんに視線がいってしまう
そのお蔭で、同じだと思っていた三番叟のふたり
キャラの違いがわかるようになりました
なんとなーく眺めていたけれど、わかるとより楽しい
「引窓」も初めて
歌舞伎では何度も観ている大好きな演目
文楽は字幕があるから情報がたくさんで便利
ただ字幕を追ってしまうと、人形から目が離れてしまう( ;∀;)
見失わないよう、初心者はイソガシ、イソガシ
玉佳さんファンの友達が申し込んでくれ、
玉佳さんのお話をふんだんに聞けて、大満足
初代の玉男さんに憧れて弟子入りし、
今は左遣いとして当代の玉男さんを支えている玉佳さん
人形遣いになったきっかけ、師匠の想い出
真面目な話も楽しい話も質問に答えて
いろいろな話を聞かせてくださいました
読んで知る機会もあるでしょうが
ご本人からお聞きするのは格別です
コロナ禍を鑑み、
別室で質問をうける玉佳さんの映像をが
生配信され、別室で鑑賞するシステム
スクリーンのほうはおしまいになっているのに
進行の方が開いたノートパソコンの画面から
玉佳さんが見えた
いつまでもお客様に向かってお辞儀したり
手を振っている
玉佳さんからは見えないと思うけれど
思わずこちらも最敬礼して返しそうになるくらい
お人柄の偲ばれる玉佳さんだった