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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:クラシック音楽♪(パイプオルガンあり)
毎日出来れば取り組みたいもの……ラテラルという運動マシーン、脳を鍛える大人のDSトレーニング(ニンテンドーDSのソフトです。けっこう売れ線らしいです)、そしてブログのアップ(これはちょっと言い過ぎかな^ ^;)などが挙げられますが、どれもこれもすっかりペースダウンしている中、オルガンの練習だけは毎日何とかやっております。
現在は4曲を同時進行で練習しています。その中の1つ、バッハのオルゲルビュッヒライン(オルガン小曲集)に収められている、BWV639「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」という曲がとっても魅力的なので、ちょっとご紹介してみます♪ 一番上が右手、 真ん中が左手、 一番下が両足(ペダル) という構成になっています。 この曲はそれほどメジャーではないのですが、古典SFの名作「惑星ソラリス」の映画版で用いられたそうで、まさに宇宙の神秘にピッタリな、異質で美しい響きを聞かせてくれます。 「惑星ソラリス」のあらすじ (私は見たことないんですが、内容がかなり難解で、しかも心理的にすっごく恐ろしいらしい……見たいような見たくないような……) 以前ご紹介したバッハのネタ本(「のぼりつめたら大バッハ」)の作者、砂川しげひささんも大好きだそうで、このように表現されています。 「とても深遠な響きで今でも好きな曲」 「このコラール(BWV639のこと)はとても、奥深い。深遠。神秘。静寂。無限。」 大昔に作られたに関わらずとってもモダンで、現代音楽のおもむきがありながら、切ない美しさをちゃんと保っているあたり(現代音楽は正直言ってサッパリ分からんのです)、さすがバッハだなあ…と思います。 【ちと本題から離れますが、映画音楽とクラシック音楽はとっても相性がいいですよね。 ベストな組み合わせはやっぱり映画「2001年宇宙の旅」と、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」でしょうか。 ただただアゼンとするしかなかった、衝撃的なラストに、ダーーーン、ダーーーン、ダーーーーーン……ダ・ダーーーーン!!というイントロが重なって、決して忘れることの出来ない作品になりました。 中学生だった私は、「きっとこの映画のために作ったんだろうな~」と思っていたんですけど(それぐらいピッタリだったのです)、あとでクラシックと知ってビックリ。選曲って作業はホントすばらしいですよね~!】 さて、この曲ですが、もちろんこのまま弾くだけじゃつまりません。 そこで調理法としてはこのよーになります。 右手……この曲のメイン。歌うように叙情をこめて、なめらかに。 左手……伴奏1。イメージするのはヴァイオリン。スラーの切れたところでは、ヴァイオリンの弓を返すように(ヴァイオリンの弓は当然ながら長さが決まっているので、たとえなめらかに弾いていても、端っこで折り返さないといけないんですね)、少しだけ息をつく。 ペダル……伴奏2。イメージとしてはコントラバスかチェロ。ベース部分。 三重奏をやっているようなイメージを持っていただければ、ピッタリじゃないかな~と思います。 そしてこれをきちんと弾き分けられるのが先生であり、頭では分かっていても全部同じにしか弾けないのが、私のような初心者だったりします^ ^; 道はまだまだまだまだ険しいのう…。 もし聴く機会がございましたら、この美しくも不思議な小曲を、ぜひぜひ堪能してみて下さい♪ ★追記 いつもご訪問いただきありがとうございます。いつの間にか2万ヒットを越えてまして(見逃してしまいました~~)、よく放り投げずに続けられたものだなあ…と自分でも感心(?)しております。 今後も細々と続けていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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