ききやまきっき

　一旦は回復の兆しがみられた我が家のチコですが、また調子が悪くなり御飯もお水も口にしなくなりました。

　年齢なのか、食べてないからなのか、トイレもままならなくなりました。力を振り絞ってトイレに行こうとしているのですが、間に合わなかったようです。

　耳も遠くなり、呼んでも振り向くことはありません。

　病院に連れて行くのも彼にとってストレスになります。母と話し合い、自然に委ねようということにしました。

　漏らして臭うオシッコも生きている証。口腔内が悪く口臭がするのも生きている証。
耳が遠くなっても、虚ろになった目も、ボサボサになった毛も、全て愛おしいです。

　生きていると避けては通れない老い、そして死。

　いつ消えてしまうともわからないチコの大切な命ですが、受け入れる覚悟は出来ました。（今も泣きながら日記を書いていますが…）

　私は働いているので死に目に会えないことも覚悟の上です。
本音を言えば、もっと長生きしてほしい、時計を巻き戻して元気だったチコに会いたい…。ですが、自然に、そして天に逆らうことは出来ません。

　大好きなチコ。大切なチコ。貴方と過ごす毎日は私のかけがえのない宝です。