ききやまきっき

　

　コチラは私が26歳の頃、11歳で亡くなったコンちゃんです。まるで『魔女の宅急便』に出てくるジジみたいでとっても可愛いでしょ！？

　この子は他の猫ちゃんやワンちゃんと共に売られていた猫なんです。500円という値段で…。

　たまたま初代のコンちゃん(女の子)が天寿を全うした翌週の日曜日に、落ち込む母と気晴らしに出掛けてこの子を見かけました。もう一匹同じ年頃の子猫がおりまして、その子はとても整った顔立ちで毛色も茶トラ、群がる人々は黒猫のコンちゃんには見向きもせず、皆茶トラの猫に目を向けていました。しかも、コンちゃんは早くに親離れしていたせいか、お尻を上手く舐めれなかったのか、とっても臭かったんですf^_^；

　皆口々に「この猫臭い、汚い！」と言っていました。…もしも買い手がつかなかったらこの子の命は…そう思い、母に有無を言わさず「この黒い子にしよう！」と500円を払って家に連れて帰り、家族の一員となった次第です。

　もしもコンちゃんの毛色が黒ではなく白くて臭くなかったら、多分他の人が買って行ったと思います。


　
　先日天寿を全うしたチコ。

　以前の日記でも何度か書いたのですが、17年前に川の近くで捨てられていたのを連れ帰って家族の一員となった次第です。

　
　
　私の母校は五木寛之先生の『青春の門』にも出てくる嘉穂高校です。実は筑紫女学園という女子高に行くつもりでいた私ですが、家族の反対もあり、(通学に時間がかかることと私立なのでお金がかかるということで）渋々嘉穂高校を選択したという経緯があります。

　もしもあの時、嘉穂高校に行っていなければ川の近くで捨てられていたチコを発見することなく、家族の一員となることはまずなかったでしょう。


　亡くなったコンとチコとは(他の子達も皆そうですが）ご縁があり、我が家の家族の一員になるべくしてなったのだろうなぁ…と思った次第です。

　昨日から今朝にかけて、コンちゃんとチコちゃんが夢に出てきました。

　素晴らしいご縁であんなに可愛い子達に巡り合えて本当に私は幸せモノです^^v感謝♪