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テーマ:中学生ママの日記(17697)
カテゴリ:教科別の勉強法
今日は、前回のメルマガの話しの続きです。 前回のメールって何? という場合は、 以下のページから前回の記事を読んでください。 - 前回の記事 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/200901130000/ ──────────────────────────── ■英語学習における「重要パーツ」とは? ──────────────────────────── 前回は、数学(算数)の勉強法について書きましたが、 大切なのは、重要な「パーツ」を見極め、 その穴を埋めていくことでしたね。 この「パーツを意識しながら勉強すること」が 数学(算数)の学力アップのカギでした。 では、英語を勉強する時における「重要パーツ」とは 何なのでしょうか・・・? これは、国語においても言えることですが、 ここさえ押さえておけば、大丈夫というものがあるのです。 文 法 ? いいえ、違います。 驚かれる人もいるかもしれませんが、 文法を知らなくても、 今の入試問題では高得点が取れます。 入試問題では、長文読解問題とその内容把握が 得点力アップのカギとなっているからです。 『しかし、文法を知らなくては文の構造自体がつかめず、 結局、内容把握ができないのでは?』 そう思うかもしれませんね。 もちろん、英語であれば、 - 主語+動詞+その他 の順に言葉を並べていく言語 - 三単現のS、人称代名詞の活用 - 疑問文・否定分の作り方 というような「文法の超・基礎知識」を知っておく 必要はありますが、難しい文法知識を深く学ぶ必要はありません。 現に、私たちは文法を意識しながら 日本語を話しているわけではありませんし、 文法を意識しながら、 本や新聞を読んでいるわけでもないのです。 では、何がカギなのか? 勘の良い人はもう気づいていることでしょう。 大切なのは、 「 単 語 力 」 です。 特に、単語の【意味】を知っているかどうか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これが「超☆重要」なのです。 日本語の文章を読むときにもこれは実感できます。 新聞を例に挙げると、 自分の興味のある記事、得意な分野の記事であれば、 スラスラと読み進めていくことができます。 しかし、苦手な分野(例:経済、政治、法律、哲学など)の 記事では、難しい言葉や普段使わない言葉が多用されています。 すると、読むのが一気につらくなります。 では、実際に体感してもらいましょうか・・・(^◇^) 意味のわからない単語ばかりだと どんな感覚になるのか。 読んでみてください、こんな感覚です。 ↓ ----------------------------------------- 二階述語論理より強い表現力をもつ公理系 (これには算術体系が含まれる)においては、 立証も反証もできない灰色の領域が必ず存在 することが示された。 ------------------------------------------ はぁ~?(◎o◎)? って感じですよね。 同じ日本語でも、単語の意味がわからないと 読むだけでストレスを感じます。 つまり、長文を読み 内容把握するためには 単語力の強化が最優先課題(=カギ)となるのです。 ──────────────────────────── ■しかし、単語力を身に付けるには・・・ ──────────────────────────── 単語の意味を覚えるような暗記学習は、 学校や塾でやってくれるものなのでしょうか??? 答えは、【 N O 】。 学校や塾ではやってくれません。 暗記は、家庭でしかできない勉強なのです。 その家庭でしかできない学習が 大きなカギを握っているという事実。 これは、重く受け止めるべきです。 現在、都道府県ごとの学力格差が問題となり、 どうすれば、学力アップにつながるかが議論されています。 しかし、それを是正するのは そう難しいことではありません。 要は、家庭でしかできない(学力に直結する) 学習を宿題に出して、それを学校で確認・チェック するような仕組みを学校側が作れば良いのです。 ただ単に、宿題を出し、チェックするだけでは不十分です。 大切なのは、 ・「何を」宿題にするのか。 ・「どう」チェックするのか。 ここにフォーカスしていけばよいのです。 このポイントを見極め 仕組みを作っていけば、 どの県でも、1年あれば秋田県並み、 またはそれ以上の実績が出せるようになるでしょう。 家庭学習を軸にした学力向上を目指していきたい 学校関係者の方がいれば、ご相談ください。 子供たちの学力アップにつながるのであれば、 全国どこでも飛んで行きますよ~。 ・・・思わず脱線してしまいました(汗) 話を戻しますと、 暗記モノは、家庭でしかできない勉強です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 英単語の意味を暗記することは、 英語の学力アップに繋がります。 これは、国語においても同様です。 単語力(語彙力)を強化するための勉強をすれば良いのです。 塾に行っても成績が上がらない その原因の一つがここにあります。 家での地道なトレーニング、 つまり“家庭学習”こそが 学力アップのカギなのです。 ──────────────────────────── ■どれぐらいの単語力が必要なのか? ──────────────────────────── もし、現在中学生のお子さんがいるのであれば、 中3までに「最低」1000語の【英単語の意味】を 覚える必要があります。 (難関校を目指すのであれば、1500語は必要) それも、英単語を見た瞬間に、 その意味がすぐに頭に浮かぶくらいの状態が必要です。 おすすめの単語帳は 『高校入試ランク順 中学英単語1850』(学研) です。 実際、私の指導で単語を覚えただけで、 実力テストや模試の成績が突然上がったという生徒が 続出しています。 当時、奇跡の東大合格!と言われ、 短期間で成績を上げた元ライブドア社長のホリエモン。 彼の英語学習の秘訣もここにありました。 彼は、文法をほとんど勉強せずに、 ただひたすら英単語帳を丸暗記していたようです。 彼は自分自身の頭で考え、 英語入試攻略の秘訣が「単語」にある と気づいた一人なのでしょう。 あなたのお子さんも家庭学習の重要性を理解し、 これからの英語学習に生かしてもらえたらなぁと思います。 勉強において、何が一番大切なのか。 その部分にフォーカスをすれば その答えがおのずと見えてくるのです。 これからも、その核となる部分を このメルマガを通してあなたに伝えしていけたらと思います。 それでは、また。 今日も最後まで読んでくれたあなたに感謝。 家庭学習コンサルタント 坂本七郎 ホームページ http://dreameducation.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/10/09 11:55:40 PM
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