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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2010/02/09
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カテゴリ:子供が育つ環境
今日の記事、長いです。でもとても深い内容です。
プリントアウトをして、ぜひ何度も目を通してみてください。



────────────────────────────
■ピアノと勉強の因数分解。
────────────────────────────


心に残るピアノの曲が、2つあります。


ひとつは、ショパン『別れの曲』。

もうひとつは、ジョージ・ウィンストン『あこがれ/愛』。


『別れの曲』は、誰もが知る名曲、

『あこがれ/愛』は、むかし天気予報のBGMで流れていたあの曲です。


中学生のころ、私はこの2曲を、

譜面なしでスラスラと弾くことができました。


しかし、私はピアノを習ったことがありません。


まったくの独学で、

この2曲を弾けるようになったのです。



・・・といっても私はここで、

自慢話をしたいのではありません。


私が今日、あなたに伝えたいのは、

私が独学でピアノができるようになった

その裏の側面についてなのです。


この側面の大切さに気づけば、

子どもの勉強や習い事に対して

あなたの考え方が180度変わるかもしれません。


そう、ピアノの上達と子どもの学力アップには

共通点、共通因数があるのです。


その共通因数を取り出し、カッコでくくってみると、

新しい気づきが得られるのです。



それでは、まず

私のちょっぴり恥ずかしい過去の話しから

はじめてみましょうか・・・




■興味は意外なところからやってくる


実は、私は中2まで

ピアノにまったく興味がありませんでした。


(これは今となってはちょっぴり恥ずかしい過去ですが)

中学生の頃、私はハードロックバンド、X(現 Xジャパン)

が好きでした。


友達と東京ドームのコンサートに出かけ「Xジャンプ」をしてみたり(^^;)

エレキギターを購入し、Xの曲をコピーしたりしていました。



ギターキッズだったそんなある日、事件が起こります。



XのYoshikiが奏でるピアノを見て、

「ピアノってカッコいいじゃん!」と思ったのです(笑)


ピアノに興味を持った私は、

早速、妹が使っていたピアノで練習をはじめました。


楽器屋に行き、Xの楽譜を入手して、一音一音確認しながら

くり返しくり返しピアノの練習をしました。


「この曲が弾けるようになりたい!」


そんな強い気持ちが、

ピアノの上達スピードを一気に高めてくれました。


学校から帰ると、すぐにピアノに直行です。


そんなピアノに向かい合う日々がはじまり

2週間後が経ちました・・・。


なんと、私はわずか2週間で、

Xのピアノ曲がそらで弾けるようになったのです。


友達にピアノを聴かせてみると

「おお!すげーなぁ」と驚いてくれます。


快感でした──。



私は自信が出てきて、ピアノがさらに楽しくなりました。


やがて、Xの曲も数曲弾けるようになり、

最初に紹介したクラシックピアノの2曲も

独学で弾けるようになったのです。




■短期間でピアノを上達させたもの



短期間でピアノを弾けるようになったきっかけ。


それは、Yoshikiのピアノを見て

「カッコいいと思った」ことがその始まりでした。


ピアノのカッコよさに気づき、この曲を弾けるようになったら

どんなにカッコいいだろうと勝手に思い込み(笑)

私はピアノの練習に没頭していったのです。


毎日、練習をしましたが、

このとき私の中では「努力している」

という感覚は一切ありません。


私がそこで感じていたのは、

ピアノを弾くことに対する「喜び」でした。


毎日、少しずつ譜面が進み

なりたい自分に一歩ずつ近づいている、

そんな快感をともなった「喜び」を感じていたのです。




■ピアノ上達の要素を抜き出してみる


それではここで、私がピアノに興味を持ち、

上達するまでにたどってきた経緯を抽象化してみましょう。


ポイントとなる要素を抜き出してみるのです。


人が何かに興味を持ち、

短期間で何かを成し遂げるには、

多くの場合、次のようなステップを踏んでいきます。



 1.きっかけ(興味・あこがれ・理想像を持つこと)

         ↓

 2.環境づくり(ピアノや譜面がなければ練習もできなかった)

         ↓

 3.上達実感(小さな成功体験に近い)



この3つを経ることで、人は何かに興味を持ち、

短期間で成果を出すことができるのです。




■これを勉強に置き換えてみると・・・


では、この3つのステップを今度は

お子さんの勉強に置き換えて考えてみましょう。



  >> つづきを読む






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Last updated  2010/02/09 07:24:25 PM
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