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カテゴリ:子供が育つ環境
今日の記事、長いです。でもとても深い内容です。
プリントアウトをして、ぜひ何度も目を通してみてください。 ──────────────────────────── ■ピアノと勉強の因数分解。 ──────────────────────────── 心に残るピアノの曲が、2つあります。 ひとつは、ショパン『別れの曲』。 もうひとつは、ジョージ・ウィンストン『あこがれ/愛』。 『別れの曲』は、誰もが知る名曲、 『あこがれ/愛』は、むかし天気予報のBGMで流れていたあの曲です。 中学生のころ、私はこの2曲を、 譜面なしでスラスラと弾くことができました。 しかし、私はピアノを習ったことがありません。 まったくの独学で、 この2曲を弾けるようになったのです。 ・・・といっても私はここで、 自慢話をしたいのではありません。 私が今日、あなたに伝えたいのは、 私が独学でピアノができるようになった その裏の側面についてなのです。 この側面の大切さに気づけば、 子どもの勉強や習い事に対して あなたの考え方が180度変わるかもしれません。 そう、ピアノの上達と子どもの学力アップには 共通点、共通因数があるのです。 その共通因数を取り出し、カッコでくくってみると、 新しい気づきが得られるのです。 それでは、まず 私のちょっぴり恥ずかしい過去の話しから はじめてみましょうか・・・ ■興味は意外なところからやってくる 実は、私は中2まで ピアノにまったく興味がありませんでした。 (これは今となってはちょっぴり恥ずかしい過去ですが) 中学生の頃、私はハードロックバンド、X(現 Xジャパン) が好きでした。 友達と東京ドームのコンサートに出かけ「Xジャンプ」をしてみたり(^^;) エレキギターを購入し、Xの曲をコピーしたりしていました。 ギターキッズだったそんなある日、事件が起こります。 XのYoshikiが奏でるピアノを見て、 「ピアノってカッコいいじゃん!」と思ったのです(笑) ピアノに興味を持った私は、 早速、妹が使っていたピアノで練習をはじめました。 楽器屋に行き、Xの楽譜を入手して、一音一音確認しながら くり返しくり返しピアノの練習をしました。 「この曲が弾けるようになりたい!」 そんな強い気持ちが、 ピアノの上達スピードを一気に高めてくれました。 学校から帰ると、すぐにピアノに直行です。 そんなピアノに向かい合う日々がはじまり 2週間後が経ちました・・・。 なんと、私はわずか2週間で、 Xのピアノ曲がそらで弾けるようになったのです。 友達にピアノを聴かせてみると 「おお!すげーなぁ」と驚いてくれます。 快感でした──。 私は自信が出てきて、ピアノがさらに楽しくなりました。 やがて、Xの曲も数曲弾けるようになり、 最初に紹介したクラシックピアノの2曲も 独学で弾けるようになったのです。 ■短期間でピアノを上達させたもの 短期間でピアノを弾けるようになったきっかけ。 それは、Yoshikiのピアノを見て 「カッコいいと思った」ことがその始まりでした。 ピアノのカッコよさに気づき、この曲を弾けるようになったら どんなにカッコいいだろうと勝手に思い込み(笑) 私はピアノの練習に没頭していったのです。 毎日、練習をしましたが、 このとき私の中では「努力している」 という感覚は一切ありません。 私がそこで感じていたのは、 ピアノを弾くことに対する「喜び」でした。 毎日、少しずつ譜面が進み なりたい自分に一歩ずつ近づいている、 そんな快感をともなった「喜び」を感じていたのです。 ■ピアノ上達の要素を抜き出してみる それではここで、私がピアノに興味を持ち、 上達するまでにたどってきた経緯を抽象化してみましょう。 ポイントとなる要素を抜き出してみるのです。 人が何かに興味を持ち、 短期間で何かを成し遂げるには、 多くの場合、次のようなステップを踏んでいきます。 1.きっかけ(興味・あこがれ・理想像を持つこと) ↓ 2.環境づくり(ピアノや譜面がなければ練習もできなかった) ↓ 3.上達実感(小さな成功体験に近い) この3つを経ることで、人は何かに興味を持ち、 短期間で成果を出すことができるのです。 ■これを勉強に置き換えてみると・・・ では、この3つのステップを今度は お子さんの勉強に置き換えて考えてみましょう。 >> つづきを読む お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/02/09 07:24:25 PM
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