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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2010/04/02
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カテゴリ:計画力の育て方
                     4月3日(土)


こんにちは、坂本です。


気づいたら1カ月ぶりの配信ですが

いかがお過ごしでしょうか?


私はと言えば、先日新宿にて

ユダヤ式学習法のセミナーをしてきました。


私自身、楽しみながらやっているので

参加してくれたみなさんも

きっと楽しんでもらえたのではないかなぁ

と勝手に想像しているのですが笑


また、参加した保護者だけが知っている

あの「ルノアールタイム」も第1回セミナーに続いて

大いに盛り上がっていたようですね(参加者談)


次回の開催を期待する方からのメールも

ちらほらと届いていますので、またいつか

第3回のセミナーを開催したいと思っています。




それでは、

新年度スタート!ということで

気持ちも新たにメルマガを通して

学んでもらえたらなぁと思います。


それでは今日のお勉強テーマはこちらです。




─────────────────────────────
■「逆算思考」が学力を伸ばす
─────────────────────────────


勉強のできる子とできない子。


あなたは「何が」この二者を分けるのか

考えたことがありますか?


当然ながら、両者の違いは

点数や偏差値のように数値として

誰の目にも明らかになります。


しかし考えをもう一歩深めて、

何が点数の良し悪し、あるいは

偏差値の良し悪しを決めているのか、

そこを考えてみてほしいのです。


もちろん、ここでは

その子が生まれながらに持っていると

言われている先天的な才能うんぬんを

議論するつもりはありません。

(私は人間の可能性を信じる方なので
 先天的な才能論には懐疑的です)


あくまで、後天的に伸ばしていくことのできる

スキルや能力について話しをしていきたいと思っています。


さて「何が」二者の成績を分かつのか、

あなたの考えは何でしょうか・・・?


--------------------


それでは私の考えを

書いていくことにしましょう。


勉強のできる子が持っていて

勉強の苦手な子が持っていないもの。


そこをつぶさに観察していくと、

勉強ができる子が持つ「ある」共通点の存在に気づきます。



私が中学1年の時、

母は勉強のできない私を見かねて

「勉強のやり方」を教えてくれました。



母が私に教えてくれたこと。

それは次の2つにまとめることができます。


1.できないものをくり返し解くこと

2.学習計画の立て方



この母の助言をもとに

自宅にあった問題集をかき集めてきて、

「何を、いつまでに、どう学習するか」を決めました。



こうしてテスト対策をしたところ、

成績が大きく伸び「やればできる」という

自信がついたことを覚えています。




そしてその10年後。


私は社会人となり、塾講師として

たくさんの生徒を教えることになります。



塾講師として多くの子どもたちを指導する中で、

成績上位者をつぶさに見ていくと、

ふと「ある」共通点があることに気づいたのです。





勉強ができる子が持っていた共通点。



それは、中学生のころに母から学んだ

あの2つだったのです。


そう「勉強のやり方」と「計画の立て方」です。


成績上位者は、この2つについて

自分なりの方法を持っている子どもたちでした。


自分なりの勉強の仕方があるかどうか。

そして

テスト前に計画を立てているかどうか。


それが勉強のできる子の共通点だったのです。




そしてさらにこの考えを深めていくと

「計画の立て方」が持つ「ある」面に

より重要なポイントが潜んでいることに気づきます。




■計画づくりに必要な「ある」能力



ではここでもう一つ

あなたに考えてもらいたいのですが、


何かの計画を立てるとき、

あなたはどのような考え方、

頭のはたらかせ方をしますか?



ちょっと考えてみてください・・・



計画づくりをする上で最初に必要なもの。

それは何でしょうか?



まず真っ先に挙げられるのは「目標設定」ですよね。


目標がなければ、計画は立てられません。



まずはゴールを決め、

そこから「逆算」して計画を立てていきます。




たとえば定期テストの学習計画。



計画を立てる前に

まずは目標点や目標順位などを決めますよね。



そして、その目標を達成するためには

いつまでに、何の教科を、どのように学習していくかを

テスト当日から「逆算」して計画を立てる必要があります。


理科で80点を取るためには

いつまでに、どのような勉強が必要になるか。


テスト範囲の漢字をすべて覚えるには、

どれだけの時間が必要で、いつまでに学習を終えるべきなのか。


目標を達成するために、

教科ごとに小目標を立て、

やるべきことをひとつひとつ書き出し、

それを計画表に落とし込んでいく──。


計画づくりには、そうした

目標から「逆算」していく考え方が求められるのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



つまり

「逆算思考」ができるかどうか。




そこが学力差を生みだす重要な要因に

なっていると思うのです。



目標達成に向けて

どこまで広く・深く

考えをめぐらせていくことができるか。



こうした「逆算思考の深さ」が

目標達成の可能性を左右すると同時に

子どもの学力を決めていく重要なカギになるのです。



つまり

「逆算思考の深さは、

 その子の学力を決定づけるひとつの要素」

と言うことができるでしょう。



この「逆算思考」をわが子に育て、身につけることができれば、

ものごとを広く、そして深く考えられるようになります。


こうして「考える力」が育つと、

すべての教科の成績に良い影響が現れてきます。


つまり「逆算思考」は

学力を伸ばす重要な要素

と言うことができるのです。



子どものときに勉強ができた方であれば

ご自身の経験則としてこの考えに「なるほど」と

納得できるのではないでしょうか。





■社会人にとっても「逆算思考」は必須のスキル



じつはこの逆算思考。


この思考法が身につくと、

計画づくりがうまくなり、考える力や学力が伸びるだけでなく、

将来、仕事をするときや自分の夢や目標を実現するときに

大いに役立つようになります。



たとえば、大企業の社長やトップ。


人の上に立つ人というのは大きな決断を迫られます。


決断の前には、

その大きな決断がどのような影響をまわりに

与えるかを深ーく考える必要があります。


ひとつの決断による影響の

「広さ」と「深さ」を考える力、

つまり「逆算思考」が求められるということです。


どこまで広く深く考えられるか、

そこが経営者やトップの手腕と言えるのです。


特に影響が広範囲に及ぶ

大企業のトップや政治家、官僚には

こうした能力が求められると思います。



しかし、この逆算思考は

こうしたトップの人たちだけが必要な力ではありません。


じつは一般のビジネスパーソンにとっても

必要不可欠な能力になっているのです。



営業の仕事を例に挙げれば

ノルマを達成するためにどんな計画を立て、

どう行動していくかを考えますよね。


製造業の技術者であれば、

現在の製品をさらに高性能、省エネ化するために

どのような構造にすればいいかを考えます。


サービス業であれば、

お客さんの満足度を高めるために

どんなサービス、気配りが必要かを考えます。


こんな身近な業務の中にも、

「逆算思考」は必要になってくるのです。


考える力を育てること。


それはお子さんの現在そして未来に

影響を与え続けます。


子どもの学力の基礎となり、

社会で大いに役立つ「逆算思考」。


ぜひ今からでもこの能力を

お子さんに身につけてほしいと思います。


この能力は後天的に育つものですし、

家庭でも「計画づくり」を通して

カンタンに身に付けることができます。


お子さんがより広く・深く考えられるように

いまから少しずつ練習していきましょう。



------------


それでは次に「計画の立て方」について

具体的に解説を加えていこうと思います。



・・・と、思ったのですが、

かなり文章が長くなってしまいましたので

続きはまた次回ということにしましょう(^^)/



ということで次回は、

家庭でできる逆算思考のトレーニングとして

「計画づくり」のフレームワーク(型)などの紹介を

していきたいと思っています。


次回の配信は・・・まだ未定ですが、

今月中には配信できると思います(笑)


まあ、いつもどおり

気長に待ってもらえたらなぁと思います。


それではまた次回もお楽しみにー。



家庭学習コンサルタント

坂本 七郎





追伸:

先月、私の作成した受験マニュアルの
冊子内容とホームページをリニューアルしました。

■サクラサク中学受験勉強法
http://www.jukenbible.com/

■サクラサク高校受験勉強法
http://www.koukoujuken60.com/

こちらの2教材でも今日のテーマである
「計画づくり」を楽しく学ぶことができます。

※もし上記のHPを見て、
「うちもサクラサクをはじめてみようかしら」と思った場合は、
事前にお子さんに上記のホームページを見せるなどして
必ず本人の「やってみたい」という意思を確認してから
購入するようにしてください。これ、大事です。



それでは今回は以上です。

今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。







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Last updated  2010/04/02 07:26:13 PM
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