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テーマ:小学生ママの日記(28695)
カテゴリ:親子のコミュニケーション
こんにちは、坂本です。 あなたのほめ方、じつは間違っているかも知れません。 今日は、私自身の子育て体験と 個別メール相談を通してハッキリ見えてきた 「子どもの正しい褒め方」について書いてみたいと思います。 まず一般的に、 褒めることは、子供の自信や自己肯定感につながるから どんどん褒めた方がいい、と言われていますよね。 実際、私の著書『ユダヤ式学習法』においても 子供に学習内容を説明させる場面において 自信を持たせるために、ほめることを推奨しています。 しかし、本には書きませんでしたが、 ほめることは 「自信」を育てるだけでなく、 「うぬぼれ」を育ててしまうケースもあります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ほめ方を間違えて、この「うぬぼれ」を 育ててしまうと、子供はやがて ・根拠のない自信をもつようになる ・勉強すればすぐできるようになるからといって勉強をしない ・できない問題があるとすぐに勉強をやめてしまう といった性格になってしまいます。 この点に気をつけなければなりません。 では、子どもをほめるとき、 親は子どものどんな点に注意すればよいのでしょうか? 私たちが注目すべきは、子供の「自信度」です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ここだけ見ておけば間違いありません。 ほめる対象、その分野は、 子どもがすでに自信を持っていることなのかどうか。 ここに注目するのです。 すでに本人が自信をもっている分野なら そこをほめる必要はありません。 ここはむしろ、ほめずに 「あなたの力はまだまだそんなもんじゃないはず」 と発破をかけるのが正解です。 一方で、子どもが自信をもてない分野においては 少し大げさでもよいのでほめて(驚いて)あげてください。 自信がある分野においては、ほめずに発破をかけ、 自信がない分野においては、大いにほめる(驚く)。 自信が高まれば高まるほど、ほめる頻度は減り 自信がなくなればなくなるほど、ほめる頻度は増えていく。 つまり、 「子どもの自信度」と「ほめる頻度」は ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 反比例の関係にあります。 ~~~~~~~~~~~~ ですから、「この子はほめた方が伸びるタイプだ」 といったように決めつけるのではなく、 その子の自信度を見て、都度ほめるかどうかを判断すべきなのです。 この反比例の法則を知っているだけで ほめた方が良いのか、発破をかけたほうがよいのかの 判断が容易になります。 ほめ方ひとつで子どもは、 自分から伸びていくようになります。 「子どもの自信度」と「ほめる頻度」は反比例する お子さんと接する時の参考にしてください。 坂本 七郎 追伸: 赤ちゃんの時、子どもはほとんどのことができません。 歩くことも、ひとりでごはんを食べることも、 お着替えも自分でできません。 あれもこれもできないことだらけなので 自分に自信がない状態です。 だから、子どもが小さいうちは、 ほめる頻度が自然と高まります。 そこから年齢が上がるごとに だんだんとできることが増えていく。 するとほめる頻度は自然と減っていきますね。 小中学生のお子さんがいるご家庭は、 (子どもが自信をなくしているケースを除いて) ムリにほめようとしないでください。 ほめればそこで子どもは満足し、 成長が止まってしまいます。 ほめずに発破をかけることで、 子どもは上を目指すようになります。 子どもの持つ本来の能力は、 「ほめないこと」で開花するのです。 ▽このような記事をあなたのメールボックスに無料で配信します。 詳しくはこちらをご覧ください。→ メールマガジン登録 <<坂本七郎の本>> ☆ ユダヤ式学習法―わが子の学力がグングン伸びる(大和出版) ☆ 小学生の学力は「計画力」で決まる!(大和出版) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 ドリームエデュケーション 坂本七郎 ホームページ http://dreameducation.co.jp ツイッター https://twitter.com/shichiro7 フェイスブック http://www.facebook.com/shichiro.sakamoto ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/05/20 10:22:49 AM
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