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テーマ:中学生ママの日記(17697)
カテゴリ:やる気の高め方
こんにちは、坂本です。 前回、子どもの「勉強のやる気」についての話をしました。 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201403300000/ ポイントをまとめると、 ・子どもが何を言っても勉強をしないとき、 「何も言わない・放っておく」は逆効果になること ・「間接的な否定語」をできるだけ使わないことが、 やる気の土壌をつくっていく ・子どもの立場に立って考えることが大切 という内容でしたね。 きょうはその続編。 子どものやる気のスイッチを入れるための方法について、 さらに話を展開していきたいと思います。 ■子どもにやる気を与える次のステップとは? ────────────────────────── 「間接的な否定語をなるべく使わない」というアドバイス。 その次に、あなたに実践してもらいたいのが、 1.親がやる気を見せない 2.選択肢を与える という2つになります。 1つずつ解説していきましょう。 ■1.親がやる気を見せない ───────────────────── 皆さんから相談を見ていますと、 「私ばかりやる気になっているのですが、なかなか子どもが・・・」 「教育関係の本をもう何冊も読んでいるのですが・・・」 「ネットやいろんな所から情報収集しているのですが・・・」 という話をよく聞きます。 教育熱心であること、情報収集することはとても大切なことです。 なぜなら、知ることで解決することはたくさんあるから。 ですが、1つ考えて欲しいことがあります。 親が、やる気になっている姿は子どもにどう写るのか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ここを考えて欲しいのです。 ・いつも熱心に、教育関係の情報をネットで調べている姿 ・いろんな塾の動向や情報にやたら詳しい ・子どもの前で、うちの子は勉強しなくて、、の話をよく誰かとしている ・書棚にズラリと並ぶ教育関係の本 ・「さ~、今日もはりきって勉強しよ~」といった声かけ(笑) そんな熱心な姿、やる気を見せられると子どもはどう思うのかを 一度考えてみてください。 決して、子どもは 「お母さんもがんばっているんだから、ぼくもがんばろう!」 とは思いません。 むしろ、 「親がぜんぶ調べてくれるから、じぶんで調べる必要はないな」 「あんなに本とか買って、何だかすごくプレッシャーを感じるな」 「そんなにがんばっても、おれを動かすことはできないぞ」笑 「面倒くせー」 と考えるものなのです。残念ながら。 このように、熱心さを子どもに見せることは、 子どもの甘えを助長させ、勉強から遠ざけることにつながります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ では、どうすればよいか? 親はやる気を見せずに、 「自己責任感」のあることばを伝えていく。 これが子どものやる気をグイッと引き上げる きっかけになります。 たとえば、 ・電話口で「いいの、いいの!うちは。やらなきゃ、やらないで。 あとで苦労するのは本人なんだから」と(本人に聞こえるように)言うとか。 ・勉強をするしないはあなたの自由。もう甘ったれの子どもじゃないんだから、 じぶんで判断して【どう行動するか】、あなたが決めなさいね、というように。 (※勉強だけに限定していないのがポイントです) 子どもに責任を押しつける、突き放す感覚で伝えていくのです。 突き放されると、子どもは少し不安になりますから、 「じぶんで」勉強のこと、将来のことについて考えるようになります。 勉強の必要性は、親が直接語るものではありません。 直接語るのではなく、子どもに考えるきっかけを与えてください。 こうして、少しずつ子どもに 「やっぱ、勉強しといたほうがいいかもなー」 と思わせていくのです。 勉強の必要性を、親の言葉からではなく、 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 本人に考えさせること、自覚させることで分からせていく。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これが、自主的に勉強をはじめる第一歩になります。 親は、不安や焦り、やる気を見せるのではなく、 自己責任感のある言葉でもって、余裕と懐の深さを見せる。 子どもが自ら、勉強の必要性を考えるきっかけを与えていくことが大切なのです。 次回につづく。 坂本 七郎 追伸: あなたが1つ1つ実践できるように、 「2.選択肢を与える」はまた次回、お伝えします。 子どものやる気でお困りの方は、ぜひ今回と前回の 内容を実践してみてください。 これは宿題ですよ。 お子さんに「やっぱ、勉強しなきゃだめかな」と思わせる。 今日から3日間、意識して取り組んで ここまで到達してください。 次回は、「やらなきゃだめかな」とじぶんで意識しはじめた子を どう机に向かわせていくか、ゼロからイチにするための方法を お伝えしたいと思います。 お楽しみに。 追伸2: <今日の話の理解を深めるおまけ> 子どもへのサポートのうまい親御さんは、 「子どもがどう受け取るか」を意識している場合が多いです。 ○熱心さ(不安や焦りも)をあまり子どもに見せない ○いろんな情報を知っていても知らないフリをする ○教育関係の勉強は、なるべく子どもがいないときにする ○勉強を無理強いしたり、しなさいと言ったりしない ○どう言えば、行動するかを意識しながら言葉を選んで使っている あなたの言動や行動を、よーく振り返ってみてください。 そこに解決の糸口が見つかるはずです。 → つづきの記事はこちらをクリック ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行: 株式会社ドリームエデュケーション 坂本七郎 ホームページ http://dreameducation.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/04/09 12:17:11 PM
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