2678356 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

Category

Archives

2024/11

Recent Posts

2014/04/02
XML
カテゴリ:やる気の高め方


こんにちは、坂本です。


前回、子どもの「勉強のやる気」についての話をしました。

http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201403300000/


ポイントをまとめると、

・子どもが何を言っても勉強をしないとき、
 「何も言わない・放っておく」は逆効果になること

・「間接的な否定語」をできるだけ使わないことが、
 やる気の土壌をつくっていく

・子どもの立場に立って考えることが大切

という内容でしたね。



きょうはその続編。


子どものやる気のスイッチを入れるための方法について、

さらに話を展開していきたいと思います。






■子どもにやる気を与える次のステップとは?
──────────────────────────



「間接的な否定語をなるべく使わない」というアドバイス。


その次に、あなたに実践してもらいたいのが、


1.親がやる気を見せない

2.選択肢を与える


という2つになります。


1つずつ解説していきましょう。





■1.親がやる気を見せない
─────────────────────


皆さんから相談を見ていますと、


「私ばかりやる気になっているのですが、なかなか子どもが・・・」

「教育関係の本をもう何冊も読んでいるのですが・・・」

「ネットやいろんな所から情報収集しているのですが・・・」


という話をよく聞きます。



教育熱心であること、情報収集することはとても大切なことです。

なぜなら、知ることで解決することはたくさんあるから。


ですが、1つ考えて欲しいことがあります。




親が、やる気になっている姿は子どもにどう写るのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ここを考えて欲しいのです。


・いつも熱心に、教育関係の情報をネットで調べている姿

・いろんな塾の動向や情報にやたら詳しい

・子どもの前で、うちの子は勉強しなくて、、の話をよく誰かとしている

・書棚にズラリと並ぶ教育関係の本

・「さ~、今日もはりきって勉強しよ~」といった声かけ(笑)




そんな熱心な姿、やる気を見せられると子どもはどう思うのかを

一度考えてみてください。


決して、子どもは

「お母さんもがんばっているんだから、ぼくもがんばろう!」

とは思いません。



むしろ、

「親がぜんぶ調べてくれるから、じぶんで調べる必要はないな」

「あんなに本とか買って、何だかすごくプレッシャーを感じるな」

「そんなにがんばっても、おれを動かすことはできないぞ」笑

「面倒くせー」

と考えるものなのです。残念ながら。



このように、熱心さを子どもに見せることは、

子どもの甘えを助長させ、勉強から遠ざけることにつながります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



では、どうすればよいか?



親はやる気を見せずに、

「自己責任感」のあることばを伝えていく。


これが子どものやる気をグイッと引き上げる

きっかけになります。


たとえば、

・電話口で「いいの、いいの!うちは。やらなきゃ、やらないで。
 あとで苦労するのは本人なんだから」と(本人に聞こえるように)言うとか。


・勉強をするしないはあなたの自由。もう甘ったれの子どもじゃないんだから、
 じぶんで判断して【どう行動するか】、あなたが決めなさいね、というように。
 (※勉強だけに限定していないのがポイントです)



子どもに責任を押しつける、突き放す感覚で伝えていくのです。



突き放されると、子どもは少し不安になりますから、

「じぶんで」勉強のこと、将来のことについて考えるようになります。



勉強の必要性は、親が直接語るものではありません。

直接語るのではなく、子どもに考えるきっかけを与えてください。



こうして、少しずつ子どもに

「やっぱ、勉強しといたほうがいいかもなー」

と思わせていくのです。



勉強の必要性を、親の言葉からではなく、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本人に考えさせること、自覚させることで分からせていく。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これが、自主的に勉強をはじめる第一歩になります。



親は、不安や焦り、やる気を見せるのではなく、

自己責任感のある言葉でもって、余裕と懐の深さを見せる。


子どもが自ら、勉強の必要性を考えるきっかけを与えていくことが大切なのです。



次回につづく。


坂本 七郎




追伸:

あなたが1つ1つ実践できるように、
「2.選択肢を与える」はまた次回、お伝えします。

子どものやる気でお困りの方は、ぜひ今回と前回の
内容を実践してみてください。

これは宿題ですよ。

お子さんに「やっぱ、勉強しなきゃだめかな」と思わせる。

今日から3日間、意識して取り組んで
ここまで到達してください。


次回は、「やらなきゃだめかな」とじぶんで意識しはじめた子を
どう机に向かわせていくか、ゼロからイチにするための方法を
お伝えしたいと思います。

お楽しみに。



追伸2:

<今日の話の理解を深めるおまけ>

子どもへのサポートのうまい親御さんは、
「子どもがどう受け取るか」を意識している場合が多いです。

○熱心さ(不安や焦りも)をあまり子どもに見せない
○いろんな情報を知っていても知らないフリをする
○教育関係の勉強は、なるべく子どもがいないときにする
○勉強を無理強いしたり、しなさいと言ったりしない
○どう言えば、行動するかを意識しながら言葉を選んで使っている

あなたの言動や行動を、よーく振り返ってみてください。
そこに解決の糸口が見つかるはずです。



  → つづきの記事はこちらをクリック



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 発行: 株式会社ドリームエデュケーション 坂本七郎
 ホームページ  http://dreameducation.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014/04/09 12:17:11 PM
コメント(0) | コメントを書く
[やる気の高め方] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X