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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2015/06/18
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カテゴリ:夏休みの勉強法


お久しぶりです、坂本です。


私の方は相変わらず執筆というか

問題集の制作に追われています。


「見るだけ暗記法」を使った漢字問題集です。

これについては、また後日メールで書きますね。



さて、今日は夏休み中の学習について

いま考えておくべきこと、準備しておくべきことを

書いておきたいと思います。




■夏休み、自由時間をどうコントロールするか。
────────────────────────


夏休みの学習を考えるとき、

意識してほしいのは「自由時間の長さ」です。


たとえば受験生が、あさ8時から夜10時の中で

学習計画を立てるとします。


すると、そこには「14時間」という

だらーっとした時間が横たわることになります。


もし、お子さんがこの14時間を自分で管理して、

集中力を保たせることができなら、何ら問題ありません。


しかし、多くの子にはそれができません。


時間というのは、長くなればなるほど、

集中力を維持するのがむずかしくなるからです。


では、どうすればいいのか。


この自由時間とどう付き合っていけばよいのか?

どうすれば、集中力を持続させ、日々の学習を

充実したものにできるのでしょうか?



■カギは、メリハリにある。
──────────────────────────


私の本を読んだり、私のメルマガを

長年読んでくれている人はピンと来たかもしれません。


カギは「メリハリ」にあります。


「変化を持たせること」

これが集中力の源泉となるのです。


ここでは3つの要素を覚えておいてください。



●1つは、場所。

場所に変化を持たせます。


午前中に、図書館で勉強をする。

午後に、自習室で勉強をする。

夜に、家で勉強をする。


このように場所に変化を持たせることで

集中力を維持していくのです。


1日の中で、場所を切り替えることが

できないかを、まず考えます。



●2つめは、科目や分野。


算数や数学の問題をやっていて、

少し飽きてきたら、理科の勉強に切り替える。


漢字の学習に飽きたら、文章読解問題をやってみるなど。


科目や分野を、切り替え、

脳の使う領域をチェンジさせながら、

集中力を持続させていきます。




●そして3つめは、気分転換。


常に勉強に没頭することはできません。


体を動かしたくなったら、外に出て散歩をする。

軽い運動をする。

昼食後、眠くなったら短い仮眠を取る。

読書やゲームをする。

どうしてもやる気になれないときは遊びに出かける。


このように、勉強だけでなく休みの時間、

つまりオンとオフを切り替えることを意識します。




ここまでよろしいでしょうか。


「場所」「科目・分野」「気分転換」

という3つの軸を意識しておくだけでも

夏休みの学習効率は大きく変わってきます。


まずは、あれこれ計画を立てる前に、

この3つの要素を参考に、1日のリズムを組み立てる。


これが夏休みの準備の第一歩となります。





■塾の夏期講習は受講すべきかどうか。
────────────────────────


夏休みには、もう1つ重要な問題があります。

それは塾の夏期講習に参加するかどうかです。


もし、お子さん、あるいは親子で、

「場所」「科目・分野」「気分転換」

に変化を持たせて日々学習していけるのであれば、

もちろん塾の講習は不要になります。



ですが、

・ひとりでできるかどうか自信がない

・昼間、家にはだれもいなくなってしまう

・やはり塾に通わないと不安

そうした場合は、塾の夏期講習を検討しましょう。


「塾に行って勉強をする」という予定がある。

このことだけでも1つの変化をつくることができます。

(これもメリハリです)


ただし、注意して欲しいのは、塾選びです。

お子さんの学力レベルにあった塾(クラス)を選択すること。

これが何よりも重要です。


夏期講習で学習する学習内容をしっかり確認し、

そのクラスの勉強内容についていけるかどうか。


また、お子さんの学力レベルに合ったクラスかどうか、

(お子さんの現状レベルより少ーしだけ上のクラスがベスト)


この2点は必ず確認して下さい。



一方、現在、塾に通っている人の中でも、

いまの塾やクラスの勉強の進め方が合わない、

ついていけていない、成績が伸びていない、

通い続ける価値が見いだせない──

そんな人も、夏休みは別の塾を検討すべきです。


なかなか適切なクラスが見つからない場合は、

少人数制のクラス、個別指導塾や家庭教師も

選択肢に加えてください。


どの塾の、どのクラスに通うか、

どの先生の学びを受けるか。

その選択は非常に重要です。


単に塾に行かせていればと思っていると痛い目に遭います。


お子さんがついていける内容か、レベルは適切か。

この2点を確認した上で、塾を選ぶようにしてください。



それでは、またメールします。


坂本 七郎





追伸:

もうあまり時間がありませんが、
夏休み前に模試が受けられる人は、ぜひ受けておいてください。

自分の現状学力を把握できると、夏休みの過ごし方が変わります。
どの教科・分野に力を入れるべきかがわかります。

まだ申し込みができる模試もいくつかありますので、
探してみてください。

みんなで、良い夏休みにしていきましょう!

私も漢字問題集の制作、がんばります。





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 発行: 株式会社ドリームエデュケーション 坂本七郎
 ホームページ  http://dreameducation.co.jp
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Last updated  2015/06/18 09:56:35 AM
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