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カテゴリ:見るだけ暗記法
こんにちは、坂本です。
私の新しい問題集が 大和出版から刊行されます。 『出る順「中学受験」漢字1560が 7時間で覚えられる問題集』(10月15日発売) 今日はこの本が、どんな人に向けた どんな問題集なのかについて紹介したいと思います。 ■この問題集の対象は? ─────────────────────────────── 私立・国立中学を受験する【小学6年生】。 ■この問題集を使うメリットは? ─────────────────────────────── 中学入試の漢字対策を最短期間で仕上げる──。 ここを目指して問題集をつくりました。 漢字で節約した学習時間は、算数や理科、読解問題など、 苦手科目や伸ばしたい分野に時間を使えるようになります。 ■この問題集の特長は? ─────────────────────────────── 主な特長は3つあります。 1.これ一冊で入試国語の漢字・語句問題をカバーしている この問題集は「漢字の書き取り」だけではなく、 「慣用句・ことわざ」「四字熟語」「同音・同訓異字」 「読み」「対義語・類義語」「部首名」をカバーしています。 入試に必要な漢字と語句問題をセットで学ぶことができます。 2.「出る順」で学べる問題集。 本書の問題はすべて「出る順」に問題を並べています。 近年の私立・国立中学の入試問題733試験(6450問)を すべて調査し、くり返し出題されている重要問題1560問を ていねいに選び抜きました。 3.「見るだけ暗記法」で学べるフォーマット 本書は「見るだけ暗記法(https://goo.gl/yNxuu4)」で学べる レイアウトになっています(下図参照)。 これにより従来の1/4の時間で(10分~15分で覚えていたものが 3分で覚えられる)勉強を進めていくことができます。 ■目次はどのようになっていますか? ─────────────────────────────── 目次 ※ページは省略 [さかもと式]見るだけ暗記法」のやり方とポイント この問題集の使い方 この問題集の構成 この問題集の5つの特長 ★ ランクA ★ミスが許されない! 必ず覚えておきたい520問 書き取り 慣用句・ことわざ 四字熟語 同音・同訓異字 読み 対義語 ★ ランクB ★これもよく出る! 確実に正解したい560問 書き取り 慣用句・ことわざ 四字熟語 同音・同訓異字 読み 対義語・類義語 ★ ランクC ★難関校受験に必須! 合否を分ける480問 書き取り 慣用句・ことわざ 四字熟語 同音・同訓異字 読み あわせて覚えておきたい 部首名 ■類書がすでに出版されていませんか? ─────────────────────────────── はい、有名なものとしては2点あります。 ●『中学入試 でる順過去問 漢字 合格への2606問』(旺文社) こちらはデータの旺文社ならではのよい問題集だと思います。 ですが、残念なのは、アマゾンのレビューにもありますが、 問題集の構成が、でる順というよりは「でるジャンル順」になっている点。 でる順1位 漢字の書き取り、でる順2位 漢字の読み取り、 でる順3位 部首、でる順4位 同音異義語 といった具合なのです。 学習者の立場からすると、本当に出るものから学びたい。 だから正しい出る順とは、先ほどの目次で紹介したように ジャンルを横断した、頻度の高いものから学べる問題集なのです。 ●『サピックスメソッド 漢字の要 ステップ1』(代々木ライブラリー) こちらも大変すぐれた問題集です。 出る順とはうたっていませんが、入試データをもとに 出題頻度の高いものから学習できるように問題が配置されています。 ただ、残念なのは問題量がやたらと多いこと(1冊で3000問を超える)。 最難関校とか御三家を目指すなら、この本でよいと思います。 ですが、それ以外の中堅から上位校を狙うのであれば、この量は不要。 時間がもったいないです。 そのため、この問題集は最難関校を目指す人以外には あまり強くおすすめしていません。 --- 以上のことから、今回私が漢字問題集を出す理由のひとつは、 このぽっかり空いた空白地帯を埋めるためでもありました。 最難関校ではなく、偏差値60前半くらいまでの上位校を目指す 子どもたちが、何よりも優先して身につけてほしい最重要の1560問。 「まずはこれをやりなさい」と心から受験生に推薦できる問題集を つくりたかったのです。 ■入試問題のデータはどのように集計したのか? ─────────────────────────────── 入試問題のデータ入力は、 ある程度の学力や知識がないと務まりません。 しかも信頼ある人に頼まないと キチンとしたデータをつくることができないのです。 そこで、データ入力は私の信頼できる高校時代からの友人の奥様 (夫婦共に難関国立大学出身です)に協力を依頼しました。 奥様にデータ入力をしてもらい、 SEである旦那さんにはデータ集計をお願いしました。 データは、近年の有名私立・国立中学の入試問題、 733試験から抽出し、問題数は6450問になりました。 集計後、私が最終的なデータチェックを行っています。 この出る順に集計された漢字データをもとに、 問題集の作成を進めてきました。 ■この問題集は単に漢字を覚えていくだけのものですか? ─────────────────────────────── この問題集は、単に出る順に並べ、見るだけ暗記法に特化した 問題集以上のものにしました。 それが、「ひと言アドバイス」です。 (先ほどのフォーマットの下部にあります。https://goo.gl/eqmqrF) 漢字というのは間違えて覚えていたり、 「書けたつもり」になりやすいもの。 たとえば、「専門」の「専」には右上の点がないが、 「博士」の「博」の右上には点があります。 また「家庭をホウモンする」の「ホウモン」は「訪門」か「訪問」か? 同じように、「論」の右下部分と「備」の右下部分の違い。書き順の違い。 「唱」の2つの「日」は下の方が大きく書く。 「帽子」の「帽」の右側は下が「日」ではなく「目」など。 こうした間違えやすいポイント、覚えたつもりになる部分、 語句の意味、筆順、対義語や類義語、同音異義語などを ひとつひとつアドバイスしているのが「ひと言アドバイス」なのです。 これを読みながら問題を解き進めていくことにより、 入試で命取りになるミスを事前に防ぎ、 正しい漢字が確実に書けるようになっていきます。 ■作成した問題はどのようにチェックされているのか? ─────────────────────────────── 本作は、受験生が使う問題集です。 決して間違いがあってはならないという思いで制作・編集を行っています。 そこで問題文チェックから、解答、解説部分のチェックにいたるまで、 私以外にも、日本語の編集や執筆を仕事としている日本語のプロ3名 によるチェック・校正を行いました。 万全の態勢でリリースしていますので、 どうぞ安心して問題集に取り組んでください。 ■この問題集は7時間で勉強が終わるのでしょうか? ─────────────────────────────── タイトルの「7時間」とは、暗記時間の合計時間です。 勉強時間はまた別となります。 本書はやる気になれば、1週間で仕上げることも可能ですが、 おすすめは1ヶ月、あるいは3ヶ月かけて学ぶコースです。 1ヶ月コースは、毎日4ページをノルマとして、 復習も適宜行っていくという進め方になります。 3ヶ月コースは、平日の月曜~金曜までを毎日2ページずつ、 土曜日に復習をするというサイクルで進めた場合となります。 お子さんの状況に合わせて活用してください。 ------ 以上、問題集の紹介でした。 漢字対策というのは、実際はどこまでやってもキリがありません。 どこかで線引きする必要があるのです。 受験生の貴重な時間を有効に使うためには、 まずは出る順で、頻出問題から覚えていくのが正解なのです。 「漢字学習にはできればあまり時間をかけたくない」 「これだけは覚えたいという問題だけは確実に身につけたい」 そんな中学受験生や保護者の役に立てる問題集に なったのではないかと思います。 この本を通じて、志望校合格を勝ち取って もらえたら嬉しく思います。 坂本 七郎 ●New!『出る順「中学受験」漢字1560が 7時間で覚えられる問題集』 https://goo.gl/UzYQ3Z (10月15日発売) <<坂本七郎の本>> ☆ 小学漢字1006が5時間で覚えられる問題集(大和出版) ☆ 中間・期末テストに強くなる勉強法(大和出版) ☆ 小学生の学力は「計画力」で決まる!(大和出版) ☆ ユダヤ式学習法―わが子の学力がグングン伸びる(大和出版) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/10/14 06:49:47 PM
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