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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2021/10/14
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カテゴリ:中学受験勉強法
こんにちは、坂本です。

久しぶりのメルマガですね。


今日は子どもの幸せにつながる

大事な視点について書いていきます。


・子どもをどう導けばいいか迷っている

・中学受験や大学受験を考えている


そんな方に知って欲しい内容です。





■ 一斉授業で失われるもの
─────────────────────────


学校の授業を思い出してみてください。


ほとんどの学校は、いまでも

一斉授業がおこなわれています。


全員が黒板の方を向いて

先生の授業を聞くというスタイルです。


最近ではタブレットやPCを使って

授業をおこなう場面も増えてきました。


集団授業は全員が同じ内容を一斉に学ぶので、

生徒によっては、

「授業に付いていくがやっと」

という子もいれば、

「簡単すぎて授業が退屈」

という子もいます。


あるいは、

「他に学びたいことがあるのになぁ」

という生徒もいることでしょう。


集団授業はひとりひとりの学習進度や学び方に

合わせられないので、効率の悪い学び方でもあるのです。


少し厳しい言い方をすれば、

時間を浪費する授業です。


もともと集団授業というのは

【全員で同じ方向を向いているとき】に、

効果を発揮する学びのスタイルです。


たとえば、

将来の夢が全員 医師で、

医学部受験を目指しているという集団に授業をするなら

一斉授業のスタイルがベターです。

なぜならこれが一番効率が良いから。

(学力別クラス編制も必要になります)


しかし、学校に通う生徒は、十人十色。

意欲も夢も意識もみな異なります。


そんな中で、一斉授業をするのは限界があるのです。


そこで最近進められているのが、

【探究型の授業】です。


子どもたちひとりひとりの興味関心に合わせて

それを深掘りしていくスタイルの授業形態。


1クラスあたりの人数も少なく、

先生は、その子の学習の仕方をサポートしたり、

新しい課題を与えたりします。


その子に何かを教えるティーチングはしません。

コーチング、あるいはアレンジをする役割です。


こうした教育がもっと広がっていけば、

ひとりひとりが自分と向き合い、

意欲を持って学び、

自分が活躍できる、貢献できる未来が

描けるようになるのではと思います。



■ 学校の選び方、それで大丈夫?


学校選びは重要です。


選ぶ基準としては、いろいろありますが、

代表的なものは以下の5つです。


(1)偏差値(難易度、人気度)

(2)教育理念

(3)校風や伝統

(4)部活動

(5)通学時間


この中でも、偏差値が大きな選択基準

としている人も多いのですが、今後は

<その学校の授業スタイル>

にも注目してほしいと思います。


先ほど探究型の授業を紹介しましたが、

ひとりひとりに向き合い

個性や強みを高める土壌がある学校かどうか。


ここがとても重要になってくると思っています。

これからの時代のキーワードです。


基礎学力もしっかりつけさせながら、

子どもたちが自分の好きなことを見つけたり、

興味のあることを深掘りする機会を与えてくれる。

まわりの先生たちが支援してくれる。

そうした学校を選ぶことをオススメします。


偏差値はそこまで高くないけど、

そうした取り組みを推進していて

中高生のうちから驚くような活躍している、

そんな学校が増えていくと思います。


これからは

「何についてどこまで深く学んできたのか」

「得意分野は何か」

「まわりの人や社会に対して、自分の得意分野を活かして、

 こんな貢献をしてきた」

といった面がより評価、求められるようになるでしょう。


また、そうした得意分野での貢献をしてきた人は、

自分の成長を求め、幸せを感じることができます。


ぜひ、偏差値だけにとらわれない

学校選びをしてみてください。



■家庭でも、得意を伸ばしてください


すでにお気づきの人もいるかもしれませんが、


先ほど紹介した【探究の授業】は、

家庭でこそ、進めやすいことでもあります。


自分の子が、何が得意で、何が苦手なのか。

そのあたりに気付いている方も多いと思います。


パズルが好きな子にはどんどん与えればいいし、

勉強が得意な子、好きな子はどんどんやればいい。


読書、電車、組み立て、細かい作業、

絵を描くこと、プログラミング、ピアノ、

英会話、おしゃべり、運動が得意などなど。


勉強があまり得意でなくても全然問題なし!

得意な面を、さらに伸ばしてあげてください。


子どもも楽しく、夢中になって学んでくれます。


苦手なことを克服するよりも、

得意なことを通して、苦手が自然と薄れていく。


そのような方向でお子さんを導いて上げてください。


お子さん「らしさ」の柱を立てて、

さまざまな体験をとおして、伸ばしていくのです。


皆さんの子育て、学校選びの参考になれば幸いです。

ありがとうございました。



坂本 七郎





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Last updated  2021/10/14 04:26:15 PM
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