忘れ物
年のせいにはしたくないけど、やっぱり年々忘れ物が多くなってる。物も記憶も。記憶は、昔のことは覚えているのに、最近のことを覚えていない。これは記憶の箱からあふれてるんだと思ってる。奥に沈んでるものは残ってるけど、新しいものは入り切らないのだ。もう仕方ない。昨日は、あるはずのものが見つからず、どこを探しても無くって。どこに入れたっけ?どこかで落とした?考えられるところ全部探しても無い。唯一の望みを頼りに、最後に使ったところに行ってみた。やっぱりない、落とし物として届いてないかなあと管理室行ったら、「ありましたよ」預かってくれてるのかと思いきや、同じ部屋の私がいた場所とは違うところに置いてくれてた。誰かに取られることはなかったが、多くの人が触ったであろう、場所を移動させられてることに、ちょっと気持ち悪いと感じてしまった。もうこれは無事だったと信じるしかない。疑うときりがない。