カテゴリ:思いがけないこと
朝、「お茶の実生苗が欲しいと言ってましたが、いかがですか」と先日、西村呉服店で染色の個展を開かれた地元の染色家 小林澄子さんからの突然のお電話がありました。 昼からの予定はありましたが、お茶の実生苗はぜひ欲しかったのでさっそくご住所を頼りに伺うことにしました。 小松島と言っても以前の長命坂付近です。細い道を行ったり来たりしてやっとお宅を見つけました。そこは家も庭木も50年前の雰囲気で周りの住宅とは一味違っており、石の門の内側に背丈ほどのお茶の木がありました。よく見るとその根元に実生苗が2,3本見えました。さっそく移植べらを借りて繁みの中から10cmほどの苗を3本頂きました。 そのまま帰るつもりでしたが、小林さんの「お茶を一服どうぞ」に誘われて上がったお蔭で、とっても貴重なお話をお伺いすることが出来ました。 お茶を頂きながらのお話は、染色に欠かせない豊富な井戸水に引かれてその昔、この地を求められて埼玉から移り住み、工房を兼ねて今に至って活動しておられるとのことです。(現在は工房としてのみお使いでマンションにお住まいとのことですが)。 作品展示に適当な会場を探し、界隈の貴重な家屋敷などもご覧になり、薬科大付近の能舞台のあったお屋敷も取り壊されてマンションになってますし、と私らの知らない仙台のこともいろいろご存知でした。 今回の染色展もたくさんの見学が集まって好評でした。地道に長く活動を続けておられる小林さんを地元の私たちもこれからの活動を応援していきたいと思いながらお暇しました。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[思いがけないこと] カテゴリの最新記事
|