カテゴリ:思いがけないこと
壁工事で明るくなった部屋の一角に、今まで仕舞ってたこけしを飾ってみました。 でも、ちょっと待てよ、「この時期、こけしよりもおひなさまじゃないかしら?」 そこでふと思い出したのです。こどもの頃にこの時期になると親や姉と一緒に飾ったお雛様のことを。 確か父親が細材を組み立てて作った台に真っ赤な布をかけてひな壇を作り、箱から出したお雛様を丁寧に整えながら飾った日のことを。 我が家は男の子ばかりだったこともあって、お雛様は確か姉が持っていたはずでした。 姉もあまり身体の自由がきかない高齢者です。お雛様はどうしてるかと電話で聞くと、義兄が「すぐに出せるよ」というのでさっそく貰いに行きました。もう何十年も開いてないという大きな段ボールをもらってきて開けてみると、おおぉー、お雛様たちはお顔をちり紙に包まれてみんな昔のままでした。
ただし、破れたものもあり、接着剤で修復したり、台座もなかったのですぐにホームセンターに寸法を言って板を切ってもらいました。箱やコップを台にし、板をのせ赤い布をかけるとどうにか3段のひな壇が出来ました。昔は7段あったように思います。 少々窮屈ながらお内裏様とお姫様、3人官女と5人囃子をそれぞれ台に飾り、桜や橘を並べるとなかなかのひな壇に見えてきました。官女たちの持ち物や5人囃子のツツミや笛の持たせ方、とても難しいです。ボンボリ、三方、菱台なども並べてとりあえず完成です。 突然の思いつきで、何十年も会ってなかったお雛様に再会できました。なんかとっても嬉しい気持ちでいっぱいです。あとは ♪アーラレ、ヒーシモチ,オーシロザケー♪ をお供えしましょう。昔のようにおひな祭りに誰かお客さん、訪ねて来てくれないかしら? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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