季節の風を感じ畑仕事もゆっくりと３

昨年夏からの計画でお家を建て替えた友だちがいます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　病身のご主人、ご自分もペースメーカーを入れていてあちこち故障が出ているのに、娘さんのたっての希望で築２０年ほどの家を建て替えたのです。まだまだ立派なお家の建て替えと家の解体、引っ越しなどの心労は大変なものだったと思われましたが、年が明けてお家が完成したとお聞きしたのできょうお伺いしました。

新しいお宅は１Ｆがご夫婦のスペースで２Ｆは２世帯が住める間取りで娘さん家族が住むそうです。以前のゆったりした雰囲気を残した間取りと、前にも増して使い勝手の良いお住まいです。

もう私たちの年で 引っ越しや新築などはそれに伴う山ほどの作業をよく倒れずに乗り越えられたね と、感心して褒めてたら、「お雛様が奥にあるので手伝って！」と言われました。納戸の奥から出てきたダンボールを開くと、うわぁー！立派な木目込みのお雛様です。

一緒に飾りながら、「お嫁に来たばかりの頃に自分のお雛様が欲しくて欲しくて買ったのよ」と彼女はしんみり話すのでした。お雛様には女の一生のドラマがあるのかもしれません。