カテゴリ:きょうのこと
今朝のNHKアーカイブは2005年4月放送の
戦後の沖縄の娯楽 芸能をリードしたテルリンこと照屋林助の生涯をでした。 彼は父の故郷沖縄に転校後、学校に馴染めず山に籠って読書に耽る少年だったそうです。 沖縄のチャップリンと呼ばれた大衆演劇人オナハブーテンと出会い、戦後の打ちのめされた 人々を「生きてることを祝いましょう」と沖縄各地に伝わる唄や可笑しい漫談で励まして回り、 やがて「ワタブーショー」などで人気沸騰した漫談家です。ワタブーとは太ったお腹の意 読書好きの彼の部屋は歴史文学科学天文学のみならず宗教哲学心理学の本などあらゆる分野の 蔵書の山で読後のメモまでいちいち残っているのでした。 さらに、舞台を降りて石垣島に住んだ時期は録音機を背負って各地に伝わる島唄などの 収録に夢中になり、その膨大な収録テープも今や貴重な記録として保存されているのです。 お笑い番組などにうとい私はこの番組で初めてテルリンを知りました。何と濃い人生でしょう。 きょうは沖縄の生んだ漫談を語るミュージシャンテルリンにすっかり感動しました。 沖縄番組を見てるうちに去年の春に行った「旅物語八重山・宮古諸島のんびり10島めぐり」を 思い出しました。仲間川のマングローブ、由布の水牛箱車、デイゴの花やブーゲンビリア、 青く広がる海、流れる島唄・・・写真を見ながら、沖縄に心が向きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月17日 15時30分04秒
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