季節の風を感じ畑仕事もゆっくりと３

こんなに医学が進歩しているという今どきなのに、その恩恵にあずかれない
人も少なくないのです。下の子のお嫁さんは今まさに病と闘っています。

　日曜日のきょう、各地でのイベントを終えた伊達武将隊が夕方の病院に集まって来ました。
伊達政宗様を先頭に、鎧甲冑姿の武将や鮮やかな着物の支倉常長、松尾芭蕉の姿もあり
みなさん２階病室前のベランダを舞台に大きな声で口上を述べながら、
見事な演武が繰り広げられたのです。

その声は晴れわたった空に広がり、何事が起ったんだろうと、辺りのマンションからも
見物する人たちもいました。　演武が終わると、ひとりずつ進み出て

「E子さんは伊達武将隊の生みの親、育ての親です、E子さんが居なかったら今の私たちは
居ません。また一緒にやりたいですー！」のようなことを武将隊のみなさんが、
それぞれが大きな声で言うのでした。


人の命はみな同じとは思いつつも、どうしてこんな素晴らしい人を早々と
連れて行ってしまうのでしょうか。
他の人にはなかなかやれないようなことをやって来たE子さんに対しての
賞賛の気持ちと共に、もう一度元気な身体に戻して頂けないことの無念さで胸が
いっぱいになるのでした。