季節の風を感じ畑仕事もゆっくりと３

少し年上のご主人と二人、高森の住宅型老人施設に入居直前のOR子さんちを
訪ねました。2区画の広い屋敷の南面の庭には芝を張り、周囲には彼女のこだわりの樹木を
育てて楽しんだ40年、これを手放して転居することを決めた思いはどんなでしょう！

転居することを決断したことも大変なこと、まして実行に移すには
資産の整理や家の内外の片付け、どれも一人でやるなんて私にはとても出来そうにありません。

それを彼女は殆どひとりでやり遂げていよいよ引越しの日を迎えるのです。
「ずいぶん前からやってたのよ、誰も頼れないから」とさりげなく言うのです。

埼玉から駆け付けた助っ人、従弟のSさん曰く「99.9％準備が出来てましたよ」と。
OR子さんにこんな力とエネルギーがあったことが私には驚きです！

春には業者が来て家もお庭も解体するというのです。せめて庭木の2，3本を
その時貰いに来ましょうと話しました。

残していく家具もみな廃棄されてしまうと話すのを聞いているうちに
もったいないと悲しいの気持ちに襲われ、記念に家具ももらうことにしました。

置き場所もない我が家に運んだ茶箪笥とクローゼット、さて、どこに置きましょうか！