カテゴリ:思いがけないこと
9月初めのある日、今年の梅干しの蓋開けをしました。
赤く染まり柔らかな出来上がりです。種を取って 可愛い容器に入れ、ちょっと手紙を添えて施設の彼女に持って行く準備をしました。 コロナのこの時期、面会は叶わず、きょうも受付で近況を聞いて帰るつもりでしたが、 「THさんは亡くなって退所されました」! 突然の言葉に私は固まってしまいました。 施設では詳しいことは何一つ教えてくれません。 家に帰ると、弟さんとその奥さんから長いメールが入ってました。 職員さんが朝食の声を掛けた時には静かに永い眠りについていたと言われたそうです。 彼女の身寄りは遠く離れて住む弟さんだけ、訳あって義妹さんが来仙して ひとり、一切のお見送りをやられたそうです。 「翌日、納棺の前に納棺士の方がHMさんのお顔を整えてくださると、HMさんはまるで 安らかに眠っているようなお顔になり、美しく聡明だった50代くらいのHMさんになりました。」 独身だったから寂しいこともあったかもしれないけど、音楽や絵、山登り、 スキーなど、好きなことも存分に楽しんできたよね。お迎えの人と一緒に (義妹さんのメールの一部) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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