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カテゴリ:観る・聴く
今日はマイミクさんのお勧めで日本橋の三井記念美術館の特別展「奈良の古寺と仏像~會津八一のうたにのせて~」を観てきた。平城遷都1300年記念イベントのひとつ。
奈良の古寺や各地の美術館から集められた、飛鳥から南北朝までの各時代の様式や造法を代表する仏像と仏教工芸品を集めた展覧会だ。 三井記念美術館特別展ホームページはこちらから 展示替えで残念ながら室生寺の釈迦如来坐像を観ることが出来なかったが、著名な法隆寺の夢違観音や唐招提寺の如来形立像(トルソ)のほか、初めて観る貴重な仏像も多く勉強になった。比較的小さな仏像(等身大以下)が多く個々に単独のケースで展観されているので、ぐるっと周って横や裏側も観られるのも面白い。 仏教工芸品の展示コーナーに、舎利厨子(仏舎利を納めたお厨子)というのがあった。これは初めて観た。しかも春日型というタイプがあることも知った。他にはどんなタイプがあるのか気になるなぁ。しかし実に精緻な工芸品である。 そして展覧会のテーマでもある、歌人・美術史家の會津八一が奈良の古寺で詠んだ短歌が会場のあちらこちらに掲示されている。 音声ガイドが元NHKアナウンサーの加賀美幸子さん。端正で深みのある朗読でピカイチの定評があるだけに、奈良と仏像を愛した八一ならではの分かりやすく温かみのある歌がいっそう際立ってゾクゾクするほどいい。 まことに趣のある展覧会だった。 観終わってミュージアム・カフェで休憩。マンゴーパフェも美味そうで迷ったが苺白玉クリームあんみつをチョイス。十分美味かったが最後にの残った寒天2切れがガラス容器の内側に黒蜜でピッタリと貼り付き、木製スプーンではなかなか掬えないのでちょっこしイラついた。 お土産に「みついの手ぬぐい」藍色を買っておいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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