親・兄弟・従兄弟
今日はおばあちゃんの葬儀・告別式だった。琵琶や詩吟の先生だったおばあちゃんの棺には愛用の琵琶が入れられ、告別式では在りし日のおばあちゃんの琵琶と歌(よくわからないけど、今で言う弾き語り...?)のテープが流され、病院に足しげく通って面倒をみてくれていたお弟子さんは号泣してくれていて...身内とごく親しい人たちだけのこじんまりした式だったけれど、皆に惜しまれて送られるおばあちゃんは、きっと幸せ者だ。私はこの歳になるまで、幸いなことに身近な人のお葬式に立ち会った数は本当に少なくて、今回初めて知ったことや経験したことも色々あったり... 今日、従兄弟達と話していたのだが、104歳まで生きたおばあちゃんもすごいけど、それをその子ども達が、一人も欠けることなく、つまり誰も順序を違えることなく見送るっていうのもすごいよね~、と...私達くらいの歳になると、親や叔父・叔母が亡くなっている人は結構多いものだ。けれど、私の父の3人の兄弟・その配偶者はまだ皆健在だ。(亡くなったおばあちゃんは父方の祖母だ)母は父より11歳年上で、3人兄弟の末っ子だが、こちらも姉・兄とも健在。兄の配偶者も健在だ。母の姉の夫は数年前に亡くなったが、確か享年87歳くらいだったから男性では長寿のほうだろう。父方の従兄弟とは結構顔を合わせる機会があるのだが、母の方の従兄弟達とは、年が離れていることもあって、滅多に会うことがない。今回、その従兄弟のうちの3人と伯父が通夜や葬儀に来てくれた。私が小学生の頃よくお年玉をくれた、一番年上の従兄はもう66歳。ちょっとびっくり。素敵なお姉さんという感じだった独身の従姉は、もう定年になったそうな。でも独身だからかまだ全然そんな感じではなjく若々しかった。伯父は、私と姉に「別嬪さんになって... もうすっかり落ち着いた顔になったなぁ」って、そりゃあこの歳になると落ち着きますとも。落ち着きすぎて皺も増えますとも...(伯父さんももう87歳だから、多分目も大分衰えて、皺はよく見えなかったのだろうけど) 懐かしい人達とこんな機会にしか会えないのはちょっと残念だけど、でも会えて良かった。 この歳になっても「○○ちゃん」と呼んでもらえる親戚の関係は、やっぱりいいものだと、最近になって思う。(私達の親同士では色々うっとうしいこともあるのかもしれないけれど)みんな、今はとりあえずは元気(それぞれ病気を抱えたりしながらも)だけど、いずれはまた、誰かが誰かを送ることになる。それも、歳から考えるとこれから近い将来、、、それも世のならいで、でもそれで最後になるわけではなく、あの世でまた皆一緒になる、と、御導師さまのお話にあったけれど、、、とりあえずは今日、この現世で、元気で皆に会えたことに感謝。