kimamasewing

完、としておきながらまだ引きずっています。

祖母の生き様というお手本のお陰で
今現在までなんとかやってこられた私です。
みんなに可愛がられたあの時期の幸せな記憶がなければ、
私は今頃もっと道を外れた生き方をしていたかも知れません。

私は家族にそんな生き様をみせられるでしょうか？
子供達に残せそうな財産、思い当たらないけど、
我が人生に悔いなしという潔い死に様のお手本をみせることによって
親としての職務を果たす事ができるでしょうか？

かっこいいこと書いたけど
実際、我が人生悔いばかり。
あの時こうすれば、ああすれば、という思いは
自慢だけど一切無い。
でも、私ってどうしてこうなんだろう？という思いは
常にある。
例えば人生の壁にぶつかった時、
えいっっと乗り越えた記憶が無い。
あるいはまだ壁にぶつかっていないのか。
向上心とか努力とか根性とか、無縁＾＾；

壁があったら、逃げる訳でもなく、ただ待つのが私。
就職がその良い例。
就職活動をしたことがない。
学生の時、バイトをしたいなぁと思ったら
誘われたので、ラーメン屋、喫茶店、スーパーの試飲販売などのバイトをした。
その後デパートの店員になって、
裾上げの下請け店と居酒屋のバイト、化粧品の販売を掛け持ちした。
知り合いの紹介とか、通りがかりにバイト募集のチラシが目に入ったとか、
そんな安易な選択で、
インテリアショップの内職や、衣装などを仕立てる仕事も重なったし、けっこう毎日忙しかった。
東京に出よう！みたいな出征欲も無かったので
卒業後もそのまま地元で働き続け、２年後には今の夫に出会い同棲。
あとから考えたら両親と暮らした最後の２年間だった。
無理して家を出なくて良かった。
その後本職を
夫と最初に住んだアパートから一番近くて目立つビルの会社に移し、
パソコンの使い方も覚えた。
なんでも誘われるままやってたから、怪しい仕事も様々。
おかげで面白い人種とは沢山知り合えた。
そういえば、
自作のリクルートスーツを着てデザイン画を持って歩いてまわった
時期はあったよ。
だけど、興味本位で受かるとか以前の問題の会社ばかり見てまわった。
面白かったけど、私の居場所があるとは思えない所ばかり。
悩んだな。
なぜ、真剣に将来を考えて活動している学生達に混じって
こんな不真面目な活動をしてるのか。
でも、どうしても真剣になれなかったんだもの。

いまでも、そう、
どうしてわたしってこうなんだろう？
そういう思いは確かにある。

いま、私の人生が終わったら悔いが残るのか。？
じゅうぶんに楽しんで生きてきた。と言い切れる自信はあるけどな。