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カテゴリ:水質の汚濁
「マシコヒゲムシ」の生態仕組み解明 京大チーム
猛毒の硫化水素を無害化して生息していることを解明されたようです。不思議な生物も地球上には存在するものです。私たち人間の体内にも強酸の胃の中にもヘリコ、パクダーピロル菌が40歳以上の人に80%存在します。原油を分解する、微生物も存在します。 原油の場合は(水中で)3ヶ月で完全に分解します。このように自然には不思議な現象がおきます。私達の住む河川、海洋にも、家庭排水から発生する、硫化水素もあるようで、冬から春に向かう季節風に乗って腐敗臭が漂います。これが環境問題に取り組むきっかけになりました。汚染された湖水、河川、海洋の改善に「マシコヒゲムシ」が役にたつってくれることを願っています。自然の不可思議を感じる今日この頃です。 (京都新聞)は次のように報じています。 消化器を持たず共生細菌から栄養をもらう珍しい生態のマシコヒゲムシが、動物には猛毒の硫化水素を血液中のヘモグロビンで安全に細菌に届ける仕組みを、京都大理学研究科の三木邦夫教授(構造生物学)、沼本修孝研究員らのチームが解明した。 三木教授は「酸素の少ない原始的環境への生物の適応を探る手掛かりになりうる」という。米科学アカデミー紀要(電子版)で、発表する。 有鬚(ゆうしゅ)動物のマシコヒゲムシは体長約10センチ、太さ約1ミリと細長く、石川県の九十九湾海底だけに生息するとされる。口や消化管がなく、体内に共生させた細菌が硫化水素を原料にして作る有機物をもらって生きている。赤血球は無く、血液に直接溶け込んだヘモグロビンで酸素とともに硫化水素を運び、1つのタンパク質が異なる機能を持つ点でも注目されていたが、仕組みは分かっていなかった。 三木教授らは、人間に比べて約6倍大きい直径120オングストローム(オングストロームは100億分の1メートル)もあるマシコヒゲムシのヘモグロビンを、大型放射光施設・スプリング8(兵庫県佐用町)で解析、立体構造を解明した。 その結果、硫化水素は、ヘモグロビンの中に豊富にあるアミノ酸「システイン」と結合することを確認。さらに別のアミノ酸「フェニルアラニン」が周囲を囲むことで猛毒の硫化水素を無害化し、運搬していることが分かったという。 (京都新聞) ご感想をお聞かせ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月06日 06時22分04秒
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