朝ドラ日記「青春の群杯…9」・・・・!!
おはようございます。皆様お元気ですか。きみちゃんの「マイ・ラブ・デイズ」長編朝ドラ日記の愛読されれば幸せです。Good morning. How are you, everyone? Today too "My Love Day's". Please read "the morning drama diary of a long piece"! 【マイ・ラブ・デイズ】「青春の群杯…9」喫茶店「あそこ」 松本佳代おばさんと弟(純也)の計(はか)らいで、兄(一雄)は、単独で相手の方(栗原和子)と日曜日の午後3時に国分寺駅で待ち合うことになった。 「じゃ~行ってくるね。」一雄が玄関で、家族に向かっれ言った。 「元気で頑張って~」両親と純也の見送りの言葉だ。 一雄はバスで立川駅に行き、そこから中央線の新宿方面行きの電車に乗り、国分寺駅で降りた。そして、北口改札を出て、駅前の交番前で待ち合わせであった。 全く見ず知らずの人ではない。松本おばさんが以前、持ってきた彼女の写真には、和服姿の二十歳 の記念写真である。そのイメージが一雄の頭に残っていた。 交番前で約5分過ぎ頃、右手方向から小柄なお下げ髪の洋服姿の人がこちらに向かってきていた。もしかしたら!?と思った。そして、勇気を振り絞って…。 「もしかして、栗原さんでしょうか。」と会釈しながら一雄は聞いてみた。 「はい!。私が栗原智子です。よろしく!」微かな声で、頭を下げた。 「ごめんなさい、ちゃんとした挨拶もしなくて。私が阿部一雄です。よろしく!」 「いいえ。こちらこそ失礼しました。よろしく!」少し俯(うつむ)き加減の彼女であった。 「私は、あまり外には出無精(でぶしょう)で、東京の田舎っぺなんです。だから、チョッと今日は不安だらけで、すみません。どこか喫茶店がどこにあるのか案内しかねています。」 「はい、わかりました。では、私が案内します。後に付いて来てください。」意外とはっきり言う彼女である。小柄で内気のように見えていたのが、嘘のようである。人は見掛けで判断するものではない。 「ほら~、あそこに『あそこ』の看板があります。そこが私のお気に入りの所です。」と指を指して、彼女が教えてくれた。 彼女の案内されるままに、一雄は「喫茶店あそこ」の小さな店の暖簾(のれん)をくぐって入って行ったのである。 店内は、奥に3間位の長いカウンターと高い丸椅子が6個があり、手前に、小さい丸テーブルが三つ置いてあり、調度品の丸椅子も三個ずつセットされていた。 夕方には未だ早めの時間なので、誰もお客が入っていなかった。それぞれのテーブルには、一輪挿しの可愛い花が中央に飾って置いてあった。 二人は店の中の左側のテーブルに座った。意外と落ち着いた雰囲気で、心に安らぎを与えるお店の雰囲気でもあった。 「ここが私のお気に入りの店です。」 「は~、そうでしたか。」 二人は和(なご)やかな雰囲気のままで、落ち着いたように語り始めたのである。~~~~~朝ドラ日記連載中~~~~~