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March 15, 2010
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カテゴリ:日常・メール投稿
先日強風で、鶴岡八幡宮にある樹齢千年の、通称「隠れ銀杏」が倒木しました。

ごく一般的な日本人なら、そのあたりの感覚がなんとなく分かると思うのですが、禁域では無意味なことは起こりません。

つまり、あの倒木が何を意味しているかですね。

私はとっさにあの樹がまた生き返ると思いました。

つまり、古いものが倒れて、生き返る……再生とでもいいますかね。なんとなくそんな気がしていたのです。

そう致しましたら興味深い話を拝読致しました。

あの大銀杏は日本の代わりに倒れてくれたのではないだろうか、と。

確かに動植物にはそういった面があります。

樹齢千年というのは、はったりではありません。

今からちょうど西暦1,000年に藤原彰子が入内しておりますから、千年前というと、「この世をばわがものとぞおもふ望月のかけたることも」なかった藤原道長の最盛期です。

それから1,000年。いったい神国日本をなにが襲ったか……歴史は正直です。

その歴史を耐え抜いた大木が倒れたわけです。

日本の代わりに倒れてくれたと考えるも納得します。

そして鶴岡八幡宮の名物は「鳩サブレ」なのだそうです。

つまり、これで役者は出揃うわけです。





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最終更新日  March 15, 2010 10:16:48 PM
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