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テーマ:たわごと(26873)
カテゴリ:日常・メール投稿
突然だが、私は蝶々柄が嫌いである。
嬉々として蝶々柄のラメラメ浴衣なんかを着ているお嬢さんたちがいるが、彼女らは蝶々の意味を知らぬのだろう。 蝶々柄を身につけるのは如何か?と思い始めたのは10年以上前、お太子さまラブである頃であった。 お太子さまとは、言わずとしれた聖徳太子のことである。 当時聖徳太子ラブになってしまい、聖徳太子の文字があれば片っ端から本を読みまくっていた。 もちろん梅原猛氏の「聖徳太子」全4巻はバイブル的存在である。 その中で、梅原氏のご母堂が蝶々柄を大変嫌っていたとの文に行き当たった。 蝶々とはあの世のものなのだという。 たしかに魂は蝶々になって訪れるというしな。 今朝軒下にアゲハのような蝶々が舞っていた。 おそらく祖父である。 この世での存在など、あの世での長さに比べれば胡蝶の夢にすぎぬのであろう。 方丈記に言う、この世はしょせん仮の世である、と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 30, 2010 12:33:35 PM
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