キモノで観劇・感激日記

19儀開演の1分前に飛び込んだ上野文化会館大ホール、行こうかどうしようか迷った公演であったが、無理をしていって正解。何ともチャーミングなオペラ界のデュオ・リサイタルを聴くことができた。

「エヴァ・メイ(ソプラノ)＆　アントニーノ・シラグーザ(テノール) デュオ・リサイタル」

一番、吃驚したのは、一幕目のエヴァ・メイのドレス。
黒いレースの短めのドレスにスタイル抜群の白い肌が透けて、ちょっと下着ぽくて、いや～～～女性の私でもびっくりしたので、男性は、うれしかったことでしょう。美人でスラリとした身体と脚を持つ彼女ならではかな。二幕目では、白い肩出しのフリルのブラウスに黒いロングスカートだったので、そのギャップは明白。

対するアントニーノ・シラグーザは、黒の燕尾だったが、イタリアンな二人ならではの肩の凝らない楽しい一夜であった♪

ピアノ：パロオ・バッラリン
当日の曲目
ドニゼッティ 「ドン・パスクァーレ」より　
　　　 "その眼差しの魔力を"　（メイ）
　　　 "もう一度、愛の言葉を"　（デュオ）

ベッリーニ 「清教徒」より　
　　　 "いとしい乙女よ、あなたに愛を"　（シラグーザ）
ドニゼッティ「連隊の娘」より　　
　　　 "高い身分と豪勢な暮しに～フランス万歳！"　（メイ）
　　　 "マリーのそばに居るために"　（シラグーザ）
　　　 "何ですって？ あなたが私を愛している"　（デュオ）
カルディッロ　カタリ　（メイ）
ララ　グラナダ　（シラグーザ）
ベッリーニ 　「夢遊病の女」より
　　　 "おお、花よ、お前に会えるとは思わなかった
　　　　　　　 ～ああ、この思いを乱さないで"　（メイ）
　　　　 "この指輪を受けてください"　（デュオ）
ドニゼッティ
「愛の妙薬」より"人知れぬ涙"　（シラグーザ）
「愛の妙薬」より"そよ風に聞けば"　（デュオ）

アンコール曲は、それぞれ二人の十八番を

プッチーニの「ボエーム」より”ムゼッタのワルツ”華やかなエヴァ・メイにぴったり♪
ドニゼッティ「連帯の娘」より”あぁ友よ！何と楽しい日”声質がシラグーザにあってましたね。
オーソレミヨ　二人で楽しくデュオで
ヴェルディ「椿姫」より乾杯の歌　こちらも二人で踊りながら

本日のフォトは、いただきものの季節の御干菓子。狸がチャーミングである♪