カテゴリ:演劇・コンサート・ミュージカルなど
帝劇で12時からの「エリザベート」観劇(感想は後ほど)の後、2時間ばかりお茶をして、TSミュージカルのオリジナル「AKURO 悪路」をみてきました。 ダブル観劇だぁ(^o^;;
劇場は、東京芸術劇場中ホール。 和製オリジナルミュージカル。 演出・振付/謝 珠栄 脚本/大谷 美智浩 音楽/玉麻 尚一 出演 坂元 健児、吉野 圭吾、神田 沙也加 駒田 一、今 拓哉、平澤 智、西村 直人、友石 竜也 川本 昭彦、福永 吉洋、平野 亙、笠原 竜司、藤森 真貴 高原 紳輔、斉藤 健二、多根 周作、坂元 宏旬、鈴鹿 貴規、赤木山 伍里蔵、田仲 孝史、 佐藤 翔、赤川 千尋、松本 誠、山田 英真 と言った面々。 劇団・新感線の「アテルイ」を何度か観、また、高橋克彦著「火怨」も読んでいたので、この題名を聞いた時から観たいと思いつつ初演を見逃し、再演でやっと実現。物語は、坂上田村麻呂の武勇伝「御伽草子」をひも解いてみれば・・・真実は、鬼が人で人が鬼か。物語は、アテルイの斬首の数年後、そこに赴いた役人が、真実に気づき、やがてというストリー。 劇の中で「美しい日高見」という地名が出る度に、旅した北上の大地と川を思い出したりしていました。北上川は、一度見ると忘れられない美しさを含んで、悠久の大地に流れる姿には心惹かれるんですよね(実は、昔「奥の細道」リレーということで、北上川の側を走ったことがあるのですが護岸工事をしていないためか、自然が残っていて見あきないすばらしさでしたね)。 主題歌で歌われる「生まれ変わり死に変わり・・・」、無法に挑む虐げられた人々・・・結局、安倍高麿も討たれるが、その子孫は、前九年の役で有名な安部一族へ、さらに奥州・平泉へと繋がって行くという暗示があって歴史好きにはたまらないミュージカルとなっています。 今回、お目当ては、吉野圭吾。謎の若者(アテルイの化身)を演じて、流れるようなダンスと殺陣が気持ちよいほど。美しい肉体の躍動には見惚れました。 田村麻呂を演じた今 拓哉も、将軍の衣装がよく似合い、りっぱ。 安倍高麿の坂元 健児もユーモアと美しい高音、以外によい殺陣での身のこなしなど、見どころがありました。 そして、神田 沙也加、初めてでしたが、いいですね。歌声も台詞も身のこなしも良くて、これは、よい若手ミュージカル女優になるなと、ちょっと楽しみ。 また、その他、出演者の歌声、迫力あるダンス・殺陣と躍動感は、見応えたっぷり。若いって凄い~~とあらためてそのパワーあるエネルギーに心躍りましたね。シンプルな衣装も照明も良くて、ちょっと無理をして観て大正解だっと思えた公演でした。 公演は12日(金)までで、もう土日公演がないのが、ちょっと残念と思えるほど。再々演したら、また観たいですね。 -------------- あらすじ(公式サイトより) 大和朝廷が平安京へ遷都して間もない延暦21年(802年)。朝廷による討伐に抵抗し続け、「 悪路王」と恐れられていた陸奥(みちのく)の蝦夷(えみし)の長・アテルイが、ついに征夷大将軍・坂上田村麻呂に降伏、斬首される。勝者である朝廷側が「御伽草子」で語り継いだごとく、そして今も教科書で教わる歴史のように、これにて“鬼”退治は一件落着・・・・果たしてそうなのだろうか? いや、敗者となり“人間”としての誇りすら奪われた罪なき蝦夷たちの怒りと哀しみの炎が消え去ることは、その後も決してなかったのだ・・・・。 迎えた延暦23年。平定した蝦夷を監督するため、都から若き軍人・安倍高麿(あべのたかまろ)が胆沢城(いさわじょう)に赴任してくる。敬愛する田村麻呂から授かった、蝦夷の隠れ里「鉄の谷」の探索という極秘任務を遂行すべく勇む高麿は、どこからともなく現れた“謎の若者”に導かれ、ついに目的の地へとたどり着く。だがそこで待ち受けていてのは、大和による侵略で無惨なまでに虐げられ続けた蝦夷が語る衝撃的な真実だった。蝦夷の男たちや、大和に連れ去られた過去を持つ盲目の女アケシらと交わるうち、高麿はこれまで自分が信じて疑わなかった勧善懲悪の歴史と、真実のそれとには、恐ろしいほどの隔たりがあることに気づく。ついには大和と蝦夷が共に手を取って暮らせる未来のために立ち上がろうとする彼らに、希望の光は射し込むのか? ----------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 8, 2008 11:02:05 PM
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