カテゴリ:演劇・コンサート・ミュージカルなど
もう一人のエリザベート「マドモアゼル・モーツアルト」の千秋楽を28日(日)13時から観てきました。
くしくも12月は、二人の世紀を超えたエリザベートを、ひとつは帝劇で、もうひとつは芸術劇場の中ホールで観た事になります。 観劇的には、中途半端の思いを引きづってしまった東宝「エリザベート」と心に直球を投げ込まれた「マドモアゼル・モーツアルト」というところでしょうか? 今回は、二度目ということもあり特に舞台美術に注目。シンプルな装置に、変幻万化する照明(特に真っ赤な落日の太陽)が美しかったですね。 ステージ上の巨大な白い地球儀の骨組みが4分割され、舞台の進行とともにそれが、ある時は家の中、ある時はウィーンの街、あるときは劇場というふうに、変化していくのが洒落ていました。 セットは、この地球儀と、ピアノくらいなんですが、その装置を動かすのは、白い衣装の「オペラの精霊たち」! 彼らが、この世界(地球儀)を動かし、舞台を活き活きと自由に踊り飛び回る姿が、動く装置として効果抜群、本当に美しいのです。ちなみに、彼らは、時にはウィーンの貴族や市民ににもなったりします。 この作品の影の主役は精霊とこの地球儀かも知れないとも思えました。 「大切なことは、男とか女ということではなく、人間として懸命に生ること」というメッセージが、モーツアルトとコンスタチェによって観客に語られて行く・・・いや~~やっぱりいいものは、いい♪ 千秋楽を観終えて心の中に生きて行く勇気をもらっちゃいました。ちなみに14人の精霊たちは、原作の漫画には無いそうで舞台オリジナルとのことでした。発想のすばらしさに拍手です♪ こちらの舞台、1月31日、2月1日に相模大野で、再上演されるようなので、行ってみようかなと計画中。2月1日なら何とかなるかも。 本日のきもの:大島紬に描かれた白い菊の友禅訪問着(蝋たたきの技法が雪のよう)、帯は猫が舞い踊る織名古屋帯・字模様に五線譜でミュージカル向きの楽しい帯。藤色地に花丸友禅の長羽織に銀狐の襟巻きで寒さ対策。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 5, 2009 08:18:34 PM
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