カテゴリ:歌舞伎
新春浅草歌舞伎の昼の部を観てきました。
本日のお年玉〈年始ご挨拶)は、勘太郎・・・残念ながら、電車に乗り遅れ、席についたら、ちょうど、彼のお年玉が終了していたため、友人におもしろかったかどうか尋ねたら、普通とのことでした。 まず、楽しみにしていた ○一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり) 曲舞、奥殿 一條大蔵卿 市川亀治郎 常盤御前 中村七之助 吉岡鬼次郎 中村勘太郎 女房お京 尾上松 也 八剣勘解由 中村亀 鶴 播磨大掾広盛 市川男女蔵 曲舞の場は初めて観たのですが、こちらも暗殺者とのやりとりがおもしろく、また、楽しみだった亀治郎の偽阿呆振りとその変化する一瞬がなかなかお見事でありました。彼の踊はメリハリがあっておもしろいですね。そして、台詞回しがおじさまにそっくりだったのが、何故かうれしかったりして。 最後は ○新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも) 僧智籌実は土蜘の精 中村勘太郎 平井保昌 中村亀 鶴 源頼光 尾上松 也 侍女胡蝶 中村七之助 松羽目物の舞踊ですが、前半が、ちょっとかったるく、食後ということもあり記憶が飛んでいる部分もありましたが、正体がばれてからはアップテンポになり、勘太郎の切れの良い風姿に惹きつけられました。 ちにみに以下のフォトは、勘太郎が投げた蜘蛛の糸の先端部分。見事に私の顔近くに当たり、我が手元に落下したものです。端に銀色の軽いお銛が付けられていて、これが投げるスピードによって綺麗に空中を舞い、薄い和紙で出来ている糸を広げていきます。実に繊細に出来ているなぁと見惚れてしまった一品でありました。 本日のきもの:演目に合わせて蜘蛛の巣模様のちりめん小紋に蝶模様の名古屋帯、帯留は宝飾細工の松竹梅。暖かだったので絞りの梅模様の金茶の長羽織に銀狐のストール。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 19, 2009 07:13:22 PM
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