カテゴリ:宝塚
忙しさにとりまぎれて下書きに入っていたままだった
宝塚・星組公演「My dear New Orleans/ア ビヤント」雑感です。 トップコンビの退団公演ということで、 両作品とも「さよなら感」が満載でしたね。 公演のポスターは、こちら Musical 『My dear New Orleans(マイ ディア ニューオリンズ)』-愛する我が街- (作・演出/植田景子) は、20世紀はじめの、アメリカ南部の港町ニューオリンズが舞台。 歌手として成功し故郷に錦を飾った男が語る ヒット曲「Sweet Black Bird」 誕生にまつわる永遠の女性との出会いと別れ。 貧民街に生まれながら、音楽の才能豊かなクレオールの青年・ジョイと、 富豪の愛人として生きる薄幸の美女・ルルとの悲恋。 人種差別の挿話(この問題は、 主人公がニューオリンズを去るため中途半端に終ってしまうような) が大きくからむためか、ニューオリンズの椿姫(愛人で夜の社交界の花形、 最後は肺病で死ぬ)であるルルとの愛と別離の大筋が薄まってしまったのは、 残念でしたが、いかにも退団公演という感じで主演の安蘭の得意とする歌が、 たくさん聴けたのは、ファンサービスでしょうか。 また、薄幸の美女・ルル役の遠野の衣装が、 当時の流行(アールデコの衣装)のドルマンスリーブのコートやドレスなど、 和風のデザイン(扇の模様やきものそのままの形の部屋着など)のコスチュームが 良く似合い優雅で綺麗でした。 よく日比谷シャンテで、宝塚の衣装を飾ってあるのですが、 こちらをぜひまじかで観てみたいので展示してほしいですね。 休憩後のレビュー・ファンタスティーク 『ア ビヤント』(作・演出/藤井大介)は、 フランス語で「またね!」という意味。 パリの街の一軒のレビュー小屋に、時の妖精が 一晩だけの夢を叶えるために劇場に明かりを灯し 一夜限りのレビューが甦るという趣向です。 こちらも、 安蘭の歌が満載。 ドレス姿で、わたしは、蝶々と歌うシーンもキュート! カンカンでの遠野のはじける笑顔が最高でしたね。 黒い燕尾に白いドレスで、デュエット・ダンスを踊る二人の姿は、 これぞ宝塚の王道!! それを見送る星組生と次期トップスターの 柚希が絡み、 いかにも、さよなら公演という豪華なレビューが、すばらしい。 藤井氏の演出は、それぞれの持ち味 (歌が得意な人には歌を、ダンスが得意な人にはダンス) を生かして、活き活きとしたレビューを作っていて好感が持てまし た。 『My dear New Orleans(マイ ディア ニューオリンズ)』の主な配役 ジョイ・ビー: 安蘭 けい (少年時代のジョイ :天寿 光希) ルイーズ・デュアン(ルル): 遠野 あすか (少女時代のルイーズ :稀鳥 まりや) *~*~* スティーヴン牧師 :汝鳥 伶 シスター・サラ :美穂 圭子 エマ :英真 なおき ジョセフィン :万里 柚美 Dr.ウィルソン: にしき 愛 フローラ: 朝峰 ひかり アンクル・ジェリー :紫蘭 ますみ ポン引きのボブ :美稀 千種 ジュール・アンダーソン :立樹 遥 娼婦リタ :百花 沙里 アルバート・ジョーダン: 涼 紫央 レオナード・デュアン(レニー): 柚希 礼音 バディ :和 涼華 オリヴァー: 彩海 早矢 マーティン :麻尋 しゅん エリック・ジョンソン: 紅 ゆずる ネティ: 夢咲 ねね 他。 本日のきもの:絞りのぼかし紬にカタクリ花の名古屋帯。帯揚げを八掛の色に合わせて。 (ちょうどカタクリが咲き始めて可憐だったんですよね。)帯留はトランプに真珠の銀細工もの(ブローチにもなります)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 17, 2009 08:35:58 AM
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