カテゴリ:歌舞伎
何ヶ月ぶりかに年休を取り俳優祭に行ってきました。
(当日の模様が、こちらにアップされています。) 俳優祭というのは、二年・三年に一度、 一日二回公演のみの俳優協会(主に歌舞伎関係)の役者さんたち によるファン感謝デーといった感じのお祭りです。 いつも休憩時の役者さん達の模擬店が 目当ての私は三階席を確保していたのですが、 本日は、今の歌舞伎座で開催されるのが最後「第35回俳優祭」ということで、 記念に一階の一等席で楽しむことにしました! いやぁ~贅沢気分で楽しかったですね。 先ずは「狸八島」と「おまつり」の舞踊二題。 「狸八島」は立役二十名による、‘ かちかち山‘の泥舟のくだりを、源平の八島の合戦に擬して踊るもの。 ウサギ組(白と青)とタヌキ組(茶)が(ちなみに「おもだかや」関連では、 段治郎丈がウサギ組で、右近丈がタヌキ組)‘かちかち山‘合戦を素踊りで 踊り豪華な役者陣が、それぞれ味のある舞を楽しませてくれました。 「おまつり」は女形十四名による舞踊で祭りの風景や お神輿を担ぐ様子などを、揃いの浴衣(ちなみにこの浴衣は、模擬店で売ってました) で「わっしょい、わっしょい」と声をかけながら踊ります。 客席からの手拍子も入っり華やかに楽しめましたね。 一時間ある休憩時間は、 役者さん達が売り子としてお店に立つ「お楽しみ模擬店」!! 凄い賑わいで、一階は、金券が売り切れだったため金券を求め二階・三階へ。 ウロウロしていたら、知り合い何人かに出会いご挨拶もそこそこでしたが、 金券無しでも大丈夫ですよと染五郎丈の手拭いブースでOKをもらい一安心。 あまりの暑さに、二階で歌六丈からアイス最中を購入、 正面で仁左衛門丈からどら焼きを購入しようと思いましたが、 あまりの混雑にあきらめ、その後、 一階の段治郎丈から佃煮(この時、福引で王子さま賞をゲット)、 春猿丈からは羊羹(福引三等をゲット←はずれかも)、 目の前のバーで愛之助丈からロゼのワインをいただき 喉を潤し少しお話(「赤の城、黒の砂」での長髪は全鬘だそう)、 一階のロビーで女形姿で浴衣を販売する時蔵丈のお写真などを撮りながら、 団十郎丈から「歌舞伎座さよなら手拭を購入、 その後、オーラでまくりのTシャツを売る海老蔵丈を鑑賞後、 二階に上がり女形姿(浴衣を着てます)の松也丈の浴衣売りでの男らしさを見、 菊之助丈からTシャツを購入しようと思いましたら、 サイズがLしか残っていないんですよ~(By菊之助)とのことであきらめ、 婚約したばかりの勘太郎丈と七之助丈のTシャツ売り場を見たりして楽しみました。 歌江丈の幕間シアターを観たかったのですが、チケット完売で残念でしたね。 (衣装キンキラで凄かったです。) 暑くて、凄い人だかりで帯が??になりましたが、 お客さまの着物姿も拝見でき(そうそう、岡幸二郎さんが粋なベージュ系の着物を素敵にカッコよく着こなしていて目の保養でした) とっても楽しい「模擬店」でした!! 幕間後は、 こちらもお楽しみ大仮装大会とかしたような「灰被姫」 (シンデレラのお話を歌舞伎座開場時代に置き換えてのもの) とにかく、笑って笑って大爆笑。 勘三郎丈(母)、福助丈(姉一)、橋之助丈(姉二)の イジワルもなかなかおもしろいのですが、 さりげなく、やり返す手強い玉三郎丈のシンデレラが最高です。 勘太郎丈の婚約を祝福しての、くすだま割りあり、 菊五郎丈の「おくりびと」の燕尾でのチェロ演奏?(マネ)ありーのなどなど盛りだくさん(~~;; 玉三郎丈のドレス姿が美しくて・・鹿鳴館だわ・・自前かしら?? だが、台詞に、通販って・・・本当か(^^:: 台詞が?なこともありましたけれど、それが可愛くて(笑) すっごく綺麗でした。 顔と手だけ白塗りの左團次丈が、 魔法使いのおばあさんで手に持っていたのはスターウォーズのライトセーバーでしょうか? 何回も光(緑色)を付けたり消したりして受けてましたね。 二幕目(?)の開場式では、福助丈と染五郎丈の踊りがウケましたが、 特に福助丈の矢島美容室ばり(金髪に上下つけまつげに金ラメのシャードウ)にミニスカ&編上げブーツスタイル(自前でしょうか)で踊り歌う「サクラ」は、オンステージですごかったです(福助丈は、いつも俳優祭では乗り乗りですが。 そうそう染五郎丈、歌舞伎体操の後、扇での離れ業で扇を落としちゃいましたが、ご愛敬ですね。 アメリカ海軍元帥役の仁左衛門丈の金髪鬘にオバマ大統領のメッセージ、 婦人役の団十郎丈のロング鬘に臙脂のロングドレス&フランス語??(海老蔵丈に大ウケ)、 司会の白柳徹子役の亀治郎丈 (凄い玉葱頭に黒と金のローブデコルテ←これも自前?)の黒柳徹子さんのモノマネ(笑) 菊之助丈は、流行の詩吟風?、 海老蔵丈は、やおら服を脱ぎ始め 「裸になって何がいけない!」っと、叫んでおりました(笑) 田之助丈、海老蔵丈にはたかれて、鬘があぶなかったような(^_^;) 玉三郎丈のローブデコルテ姿での 差金のガラスの舞扇は、なんというか、大いに笑わせてもらいました。 舞台が回り、歌舞伎座前になると、ここは、ちょっと真面目になり、 役者さんたちの歌舞伎座や歌舞伎に対する思いや、建て替えに対しての これから先の期待とか希望・意気込み そういったことが伝わって、 最後は、「やましろや」藤十郎丈の先導で役者&客席全員での一本締めで幕となりました。 新しい歌舞伎座での俳優祭も、ぜひ参加したいと思えた本当に楽しい一日でありました! 6月頃の土・日にNHKで放映されるようです! 本日の着物(加賀友禅の藤の訪問着に○松の名古屋帯(藤の花の訪問着を着てらっしゃる方が私以外にもいらっして季節を感じました) 本日のプログラムと記念の手ぬぐい&羊羹や佃煮とくじでゲットした熊のぷーさんと歌舞伎せんべい 俳優祭の看板 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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