カテゴリ:歌舞伎
歌舞伎座さよなら公演、六月大歌舞伎・夜の部に行ってきました。
やっぱり夜の部のお目当ては、4歳になる市川染五郎の長男、四代目 松本金太郎 としての初舞台ですね! ○門出祝寿連獅子(かどんでいおうことぶきれんじし) 四代目 松本金太郎 初舞台 金太郎君は、すでに本名では、初舞台を踏んではいますが、 金太郎襲名では初ということで、 口上と祖父・父・孫の三代で獅子の毛ぶりを華やかに披露してくれました。 毛ぶりは、可愛い金太郎、豪快な染五郎、おじい様頑張れと言ったところでしょうか。 大きな期待と想い(重い)を背負って金太郎襲名、おめでとうございます♪ <金太郎襲名の記事> <出演者> 童/ 孫獅子の精 金太郎 右近/ 獅子の精 染五郎 左近/ 獅子の精 幸四郎 里の女 芝 雀 右近の妻 福 助 里の男 松 緑 樵人 高麗蔵 修行僧 友右衛門 左近の妻 魁 春 大名某 梅 玉 村の長 吉右衛門 ○、極付幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)黙阿弥作 「公平法問諍」 幕開きは、舞台上に舞台がありそこで演じられる 歌舞伎「公平法問諍」を観るという二重構造になっています。 今回の公演では、「公平法問諍」をきっちり演じていて、 これは、豪華出演者を観せると意味もあるのでしょうが、 いつも観られない「公平」もので結構おもしろかったですね。 芝居に因縁をつける旗本奴と町奴の対決、 いつもながら町奴・長兵衛&子分達の客席からの登場も意表をつきながら、 歌舞伎座の観客を、江戸の観客とみたてての台詞と芝居もいいですよね。 最後、りっぱな風呂場での殺陣も、浴衣姿の吉右衛門が、かっこよかったですね。 そして、敵役・水野十郎左衛門の仁左衛門の男振りには、ほれぼれしてしまいました♪ 幡随院長兵衛 吉右衛門 水野十郎左衛門 仁左衛門 坂田公平 歌 昇 御台柏の前 福 助 子分極楽十三 染五郎 子分雷重五郎 松 緑 子分神田弥吉 松 江 子分小仏小平 男女蔵 子分閻魔大助 亀 寿 子分瘡森団六 亀 鶴 子分地蔵三吉 種太郎 倅長松 玉太郎 伊予守頼義 児太郎 坂田金左衛門 由次郎 慢容上人 家 橘 渡辺綱九郎 友右衛門 出尻清兵衛 歌 六 近藤登之助 東 蔵 唐犬権兵衛 梅 玉 女房お時 芝 翫 〇梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)髪結新三 長屋のがめつい大家の彌十郎の存在感と台詞の間が面白くて大笑い。 新三の上を行くその場のやりとりは、大いに観客を沸かせていて、いや、最高・・・(笑) ホトトギスの声や、初鰹売りの声など江戸情緒あふれる季節感がいいですね。 ちなみに、按摩が食べる消えものの蕎麦がおいしそうで、少し麺が太くしてあるのかな。 お熊が着ている黄八丈も、赤いかのこの髪飾りもいかにも 大店のお嬢様という感じで可愛いいんですよね。 こちらも黙阿弥作で二作続けて黙阿弥というのが演目として変化に乏しかったかな。 本当は、最初に「極付幡随長兵衛」次に「門出祝寿連獅子」最後が「梅雨小袖昔八丈」としたほうが、納まりが良かったと思いますが、金太郎ちゃんの”おねむ”の時間を考えるとしかたなかったのかも。 髪結新三 幸四郎 弥太五郎源七 歌 六 手代忠七 福 助 下剃勝奴 染五郎 娘お熊 高麗蔵 下女お菊 宗之助 車力善八 錦 吾 後家お常 家 橘 家主女房おかく 萬次郎 家主長兵衛 彌十郎 加賀屋藤兵衛 彦三郎 本日のきもの:竹笹模様の本塩沢単衣に菖蒲模様の綴れ帯。季節を楽しむ♪ 襟元は渦巻き 足元は市松 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 19, 2009 12:31:43 AM
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